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ladder-23のペーパークラフトとか日記

模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Saunders Roe SR.177
(scissors and Planes 2751) 1:144
イギリス空軍/海軍 サンダース・ロー SR.177 ジェット・ロケット併用迎撃機(計画のみ)

 

英国機で続いているここ最近ですが今回は完成に至らなかった計画機です

実機もモックアップまでしか開発が進行しなかった機体のモデルなのでディティールもさっぱりしている

サンダース・ロー SR.177、1950年代イギリス空軍とイギリス海軍が共同で計画したマッハ2級の迎撃機

最大の特徴はジェットエンジンとロケットエンジンの複合動力機として計画されていた点

この当時、ジェット戦闘機は一般的な存在になりつつもスクランブル発進して即座に

侵入機(高高度進入してくる爆撃機)を迎え撃たないといけない迎撃機にはまだ一つ物足りない

そんな背景から持久力は低いが瞬発力のあるロケットエンジンを併用した戦闘機を研究する国は多く

SR177もそんな一機でした

 

上のノズルがロケットエンジン、下がジェットエンジン

 

イギリス空軍、海軍が共通配備する機体として共同で計画が立ち上がり

更にドイツ(当時は西ドイツ)も量産化に成功すればまとまった数を購入する事を表明したことで

販路も確保でき安定したスタートを切った…と思われた当機ですが

おりしもイギリスは軍事費圧縮の嵐の最中、

有人戦闘機はいずれミサイルにとって代わる…なんてミサイル神話もあり

イギリス空軍はSR177の開発計画から降りてしまいます

既にマッハ2級の通常動力戦闘機ライトニングが初飛行を終え良好な性能を発揮していた事も

大きな材料だった事は想像に難くありません

 

まだイギリス海軍とドイツは残っている、と言うのもつかの間

同時期に完成したロッキードのF-104の売り込みによりドイツもSR177の購入計画を白紙化

イギリス海軍の導入だけでは採算が合わない事は明白になった当期は開発中止となりました

 

最も前述通り技術進化の著しかった当時、イギリスでもBACライトニング、米国ではF-104と

既にジェットエンジンのみでマッハ2級の迎撃機が登場し始めており

場当たり的なロケット併用機はもし完成していても僅かな繋ぎとなっていたことは予想されます。

 

 

と言う訳で、プラモやガレージキットも殆ど出ていないらしい

マイナー機ですがscissors and Planesからリリースされているので作ってみました

 

鋭い機首の下に口のようなインテークのある構造

この配置のインテークでさらにインテークにもショックコーンが

付いているのは他の機体ではあまり見かけませんね

 

シャープな高速迎撃機なのにどこかユーモラスな面構えです

主翼・尾翼共にシンプルなデザイン

武装は翼端に装備するミサイル2発のみの予定でした

着陸脚を付け

完成です

流石にシンプルな構造+計画機なので細かいディティールが無い事で

パパっと作れました

 

 

 

 

 

 

名古屋市中区 名城公園

2025年8月18日(月曜日)

 

世間一般とは一週間ずれてこの週から夏季休暇の自分の職場

去年は横須賀旅行なんかにも行きましたが今年は都合で日を跨ぐ遠出は控える事にしたので

まずはちょっとした散歩、名城公園に行ってきました

 

地下鉄・名城公園駅に、名城公園駅と言いながらこれまでは大通りを挟んだ

公園の向かい側にしか出口がありませんでしたが、IGアリーナの落成にあわせて

道路を渡らずに公園側に出られる地下道が出来ました

完成してからはまだ近くに来ていなかったIGアリーナ

この日はイベントなどは無いようなのでゲート前のデッキまで上がってみます

広々としたゲート前デッキ、開放的ですが流石に暑い

ナゴヤドームみたいにこの辺の空間も屋根付きになっていると良さそうですが

外見の特徴的な木の柱、こんな風に鉄骨に飾り板を張っているんですね

まだ整備中で立ち入れませんが広場もすっかり新しい姿に

花壇や築山、小川にオランダ風車…と変化に富んでた広場は

フラットな広大な芝生広場に、IGアリーナに合わせたイベント利用などを想定した整備のようです

以前の光景も懐かしく思いますが新しい姿もまた慣れていくでしょうか

フラワーセンター前にはミニヒマワリの花壇

戸田川緑地では空振りだったヒマワリ成分、ミニですが補充です

フラワーセンターで冷たい物でも…と思ったら休館日

慣れない平日に出かけるとこんな事もよくあります

フラワーセンター周辺の花壇を楽しみ

名城公園内を軽く散策

池にはアオサギ

なんか沢山います

名古屋城は遠目に見るだけ

日傘をさしながらでも尚暑いまだ真夏日の名城公園でした

 

BAC Lightning T.4
イギリス空軍 BAC ライトニング T.4 練習機
(scissors and Planes 4826) 1:144

 

先日作ったBACライトニング戦闘機から手が覚えているうちに

続いてもう一機ライトニングを製作しました

同じライトニングでも前回の戦闘機型とは異なり複座の練習機型

戦闘機の複座型としては珍しい左右配置の並列複座で胴体幅一杯に大型化してる風防が特徴的

また前回作った戦闘機型は最終生産型のF.6なのに対して

今回の練習機型T.4は初期生産型のF.1Aが原型となっているので

風防以外にも尾翼形状や腹部タンクの大きさに違いがあります

 

1960年代から配備が始まったライトニングですが、イギリスでは初めての超音速戦闘機

従来の亜音速の戦闘機(この時代の英空軍では主にホーカー ハンター)からの機種転換を行うパイロットも

最初からライトニングに一人で搭乗して超音速の習熟飛行を行う事は危険な事だと考えられました

そういった経緯のもと製造されたのが複座になったライトニング練習機型

あくまで戦闘機型の練習のための機体の為、操縦性が戦闘機型とはあまり変わらないよう設計され

武装も戦闘機型と同様に可能な機体でした

因みに新しい機体を習熟するための複座型がない、というのは現代でもついて回る話

航空自衛隊においてもこれまでのF-4、F-15、F-2はいずれも複座型がありましたが(F-4はそもそも複座)

最近配備が始まったF-35は単座型しかなく、更にF-35Bに至っては空自では初めての

垂直離着陸機と初めて尽くしですが今時は練習用の複座機を作ることは無く

シミュレーターで訓練を進めるそうです。

 

 

と言う訳で戦闘機型→練習機型と続けて作ったライトニング

型紙も戦闘機型と同時にecardmodelsに登録された物です

どちらかと言うと立体物的には珍しいこちらの練習機型を作るのが目当てで

まず練習にと戦闘機型を作ったような流れ

特徴的な複座の操縦席は

機首の上にバルジのような膨らみの部品を盛ってその上に取り付けます

操縦席周りの違いは戦闘機型→練習機型によるものですが

こちらは初期型→後期型の違うの腹部燃料タンクの大きさ

後期型では機体下面を覆う燃料タンクは初期型では後半部のみです

こちらも初期型の違いで三角に尖った垂直尾翼

主翼形状などは大きな変化はなく

実質同じ機体の連続製作と言う事でスムースに完成させることが出来ました