機動歩兵ペーパークラフト(復刻版) 日本の巨大ロボット群像展 | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

宇宙の戦士・機動歩兵パワードスーツ ペーパークラフト復刻版

「日本の巨大ロボット群像」展 限定グッズ

 
土日の外出の事を先に投稿したので後回しになってしまいましたが
巨大ロボット群像展の機動歩兵ペーパークラフト、完成投稿となります
 
各地で巡業中の「日本の巨大ロボット群像」展の会場販売グッズとなっているペーパークラフト
キット自体はホワイトモデルとなっていますが今回は取り込み型紙にペイントソフトで
色を乗せた物を印刷して製作しています
 
モチーフは1960年出版のアメリカのSF小説「宇宙の戦士」に登場する
機動歩兵に支給されるパワードスーツ、その小説の日本語訳版が日本で出版された際
アニメスタジオぬえによって描かれた表紙・挿絵のデザインのものとなります
 
「宇宙の戦士」に登場したパワードスーツは、それまでのSFに登場するヒーローあるいは悪役などの
超常的な存在として描かれたロボットから一線を画し「兵士に支給される一装備」として描かれた事で
SF界にパワードスーツものというムーブメントを起こしフィクションにおけるロボット感に一石を投じた存在でした
 
また、原書の挿絵においてはレトロな(当時としては現実的な)宇宙服の延長位の
デザインがされていたパワードスーツを「無骨な人型の戦闘兵器」にブラッシュアップした
スタジオぬえによる日本語訳版「宇宙の戦士」のデザインはヒーロー性を重視していた
当時の日本のアニメロボットがリアルさを重視していく転換点となります
 
「軍用に量産される人型ロボット」「兵器の無骨さを宿したメカニックデザイン」の
流れは機動戦士ガンダムを始めとする日本のリアル路線のロボットアニメの源流となっていく
…という訳で日本の巨大ロボット展で販売するに足るマイルストーン的な存在であります
とは言えロボット作品を語る上での蘊蓄的な話では知ってても
小説そのものは読んだことのない作品なので今回を機に読んでみるのも良さそうですね