カナダ沿岸警備隊敷設船 コーヴ・アイル(1:250)ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Buoy Tender CCGS Cove Isle

カナダ沿岸警備隊敷設船 コーヴ・アイル

1:250スケール ペーパークラフト(Paper Shipwright) 

 

 

暫く間が開いてしまったペーパークラフトですが

小さな船を作っていました

カナダ沿岸警備隊が所有する作業艇(ブイ敷設艇)コーヴ・アイル

全長22m、全幅6mという非常に小さな作業艇です

 

 

前半部がクレーンを備えた作業甲板、後半部が作業甲板を見下ろせる構造のブリッジと
小さいながらも標準的な作業船の様相

 

甲板が広がる前半部と後半の構造部の情報量のメリハリが面白いですね

紅白のカラーリングも鮮やかです

 

分類としては同じ設標船のTHVガラテイアと

一見同スケールとは見えないようなサイズ比、ガラテイアも全長90m程で

決して大きい船では無いのですが…

 

もっとも大きさで優劣があるようなものでもなく

小さな船は小さな船しか入れないような湾内や河口で活躍するので

どちらも重要な役割を担っています

 

 

と言う訳でカナダの小さな船、コーヴ・アイル

今回作成のモデルはPaper Shipwrightというイギリスのペーパークラフト販売サイトのキットです

このような作業船から商船、客船など

軍艦は南北戦争や第一次世界大戦前後のモニター艦や砲艦

更にはブイや艀、灯台など非常に渋いラインナップのサイト

基本的には印刷済みモデルを販売するサイトですが、無料でダウンロードできる

pdfデータも中々豊富、今回のモデルもフリーダウンロードモデルからの印刷です。

 

 

小さな船だけあり型紙はモデル部分が1枚、インスト1枚と言う構成

 

ただし小さいながらもキットの構成は本格的

しっかりした内部フレームや細かい装備品の部品が付属しています

 

部品の製図の精度も良く、船体をぐるっと囲むような舷側パーツも

ズレたり余ったりせずピタリと位置が決まるのは好印象

 

テクスチャも簡素になりすぎずクドすぎずで良い情報量

小さい船はサクサクと形が出来ていくのがモチベ維持にいいですね

細かく分割されている船首クレーン

造型的には折りたたんだ状態限定となります

アームは小さく畳まれていますが

ネットの写真等みるとアームを延ばすとブリッジよりもずっと高く伸ばせるようです

 

細かい部品を取り付けていき

 

 

マストは艦船モデルでは標準的なテンプレをもとに自作するものではなく

カットするタイプの型紙部品が付属、シャープさを出したい場合はこの部品をもとに

金属線などで作った方が良いですね

 

小型のブイが二つ付属

活動中の写真を見るとブイは甲板に寝かせていたり立たせていたり

配置は時々の様子、今回は最終的に立った状態で甲板に接着しました

 

仕上げに手すりを取り付け

 

同サイトの製作テクニックではテンプレートをもとにテグスなどで自作する方法が

紹介されていますがいつも通りJSC社の汎用レーザーカット手すりを調整しながら使用

これにて完成

小さいながらも船体から構造部、装備品まで一通りそろっているので

一隻作った実感を持てて良いモデルでした

また同サイトの無料モデルや今度は有料モデルにも手を出してみるのも面白そうですね