高速船 SVS ダンピール(1:250) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Specialised Vessel Services (SVS) Fast Crew supplier Dampier
SVS社 高速船ダンピール  1:250スケール
JSC社ペーパークラフト 

 

モーリタニア号の完成で今年の製作は終わり、と思っていましたが

すこし余裕があったので小さいものを一つ作って今年の〆となりました

 

全長35mほど、1:250スケールで14cmほどの小さな船のモデル

 

単品で購入したものでなく、JSC社の公式通販でカードモデルを購入すると

オマケで同梱される事が有るボーナスモデルです、ボーナスアイテムは

もう一枚の紙トレイの型紙の事もありますがやはり簡単でも船のモデルの方が嬉しいですね

 

モチーフとしては全然知らなかったお船

シャークマウスなんて書いてあるので海賊船かとか思いましたが

調べてみるとモーシャリス共和国の海事会社Specialised Vessel Services (SVS)が

所有する高速船の様です

SVS社の事業内容をみると、洋上のよろず事、特に海運や石油採掘・洋上調査における

人材・船舶の派遣やスタッフの警備…とあります

このSVSダンピールを始めとしたSVS社所有の高速船は

洋上の船舶や採掘リグでの有事に際し現場へのクルー派遣のための船…と書くとソフトですが

実態はガチガチに武装した兵隊みたいな人たちが乗り込んでる写真がサイトにもあるので

海賊相手の荒事なんかを行う事もあるようです、流石は海賊多発海域

 

広くフラットな船尾デッキ、実船の写真を見ると短艇や貨物コンテナなど

任務に応じて搭載するよう

 

軽く調べた位だとSVS社の公式情報以外はこれといった逸話もなくて

なんでポーランドのJSC社が割と守備範囲から外れた現用のアフリカ企業の高速艇を

モデル化しているのかはやや不思議ですが

自分としても普段は作らないカテゴリーの船舶で中々面白かったですね

 

 

上述通り船舶としては小さい物、しかもボーナスモデルなので構造自体は簡素です

 

それでも舷側のカーブやブルワークの裏面などはちゃんと再現されていて

小さいながらもちゃんとした艦船キットです

 

このキットではおそらく一番の難所の複雑な形状の操舵室

 

対比物がないと分かりにくいですがこうしてドアと船体の対比を見ると

やはり小さな船だと実感しますね、日本の巡視艇位でしょうか

船体、船橋ができてあとは細かい部品、

救命筏と防舷材を取り付けて

やはりこのスケールだと手摺がないのは寂しいので

同社の1:250スケール用手摺でディティール追加、写真を見ると

船首に向けて手摺が斜めに下がっている様なのでそれらしく加工

アンテナ類も写真を見ながらそれらしく再現して完成です

と言う訳で今年最後の製作物でした

こういう小艦艇も楽しいですね、こういうのはHMV社のキットなどが強いイメージあるので

いずれ何か手ごろそうな船で挑戦してみたい所です