名古屋市 守山駐屯地
第十師団創立61周年記念行事
2023年10月16日
季節も秋めいてきてイベントシーズン
日曜日に開催された守山駐屯地の一般開放日に行ってきました
守山駐屯地は名古屋市内、基地のすぐ近くに瀬戸電の駅もあるので
交通の便は非常に良好
近場という事で基地祭には以前はほぼ毎年訪れていたのですが
ここ数年は感染症対策での開催自粛と、去年は開催だったのですが
岐阜基地の航空祭と日程が被って参加できず…と久しぶりの訪問です
正門前には人が並んでおらず今回は空いているかと思ったら
基地の外周を回る形で入場待ちの行列に
しばし並んで手荷物検査へ
写真でわかる通りこの日は朝は小雨が降っていましたが
幸い式典が始まるころには晴れました
手荷物検査を終えて基地内へ
まっすぐ一般観覧者エリアに向かって場所取りです
演習の出番を待つ車両たち
ちょっと珍しい78式戦車回収車
155㎜榴弾砲も待機中
一般観覧エリアの空いてる場所に滑り込み
雨は上がりましたがグラウンドは水浸し
観覧エリアのブルーシートも泥だらけなので腰も下ろせず立ち見です
しばし待って開会時間
第十師団の隊員たちが入場して閲兵式が始まります
まぁ偉い人や来賓の挨拶が続くので一般客的にはちょっと退屈ですが
フル装備で立っている隊員さんたちはもっと大変です
式典が終わり各部隊の装備展示
偵察隊のバイクドリル
ぬかるんだグラウンドでも颯爽と
軽装甲機動車
87式偵察警戒車
高射砲連隊からは近距離対空誘導弾と
重機関砲を積んだトラック
演習ではあまり見かけない、というかこんなテクニカルみたいな運用を自衛隊でもするんですね
ミサイルを発射した対空誘導弾車の後退を機関砲でサポート、という連携
155㎜榴弾砲の入場
手際よく射撃体勢へ
砲撃音は身構えていないと仰け反ってしまうほどの大轟音です
数射したら反撃に備えて陣地転換
155㎜榴弾砲は来年の部隊再編に伴って管轄が変わるので
守山の第十師団のイベントではこれで見納めの模様、この大轟音が聞けなくなるのは残念ですね
続いて通信部隊のアンテナ車
現代戦を支える重要な任務ですが如何せんこういう展示では地味な存在です
満を持して登場の74式戦車
こちらの砲撃も155mm榴弾砲に負けず劣らずの轟音
一斉に前進しながらの走行射撃は戦車のエンジン音と相まって大迫力です
装備展示が終わったら戦闘訓練展示に
武装勢力に占拠された建物の奪還が目標
対空ミサイルや榴弾砲が後方に陣地を構築
対空警戒をしながら偵察部隊が前進
今時らしく何機ものドローンが先行して偵察します
建物の屋上からレンジャーがヘリ降下
毒ガス攻撃を受けた後方陣地
除染車が出動
レンジャーの突入にあわせて後方陣地から支援砲撃
戦車部隊も突入
戦車のサポートを受けながら歩兵が前進
鳴り止まない銃撃音、過去に来た中でも今年は一番派手な演習だったと思います
敵の攻撃で擱座した戦車を戦車回収車が牽引後退
負傷者も装甲車がサポートしながら後送します
最後は一斉前進で敵方戦力を排除し演習終了
航空自衛隊の航空祭での飛行展示も好きですが
この間近で見える陸上自衛隊の訓練展示も良いものですね
いつか富士の総合火力演習も見てみたい…なんて思っていたらあちらは一般公開が無くなってしまいました
訓練展示が終わった基地内をぶらぶらと
キッチンカーコーナーは盛況な様子
自分も小腹が空いていたのですが流石に並ぶには人が多い
旧軍の資料が展示されている資料館で珍しいもの
陸軍の輸送潜水艦まるゆの模型
資料館の横には大先輩の61式戦車
訓練が終わったグラウンドには最新鋭の16式機動戦闘車が展示
訓練で活躍した74式戦車は155㎜榴弾砲と同じく来年の部隊再編に伴って任務終了
74式戦車を配備していた第10戦車大隊は第10偵察隊と任務を統合して
第10戦闘偵察大隊となり16式機動戦闘車を運用する部隊となるようです
戦車が無くなってしまうのは残念ですが
また来年、今度は機動戦闘車の活躍に期待ですね
基地内の展示も一通り見回ったところで帰宅
朝時点で雨が降っていたときはどうなるかと思いましたが
結果としては晴天で終わった基地祭でした、また来年も天気に恵まれるといいですね