SNCASO Dever (AB Papercraft) 1:144
シュド・ウエスト デヴェル 計画垂直離着陸要撃機
10月最初の完成モデルは面白い外見のフランスの計画機からです
戦闘機よりは宇宙ロケットか地上発射式の対空ミサイルといった外見
1950年代にフランスで計画されていた迎撃用の垂直離着陸機でした
3枚の主翼の端にジェットエンジン、胴体尾部にはロケットエンジンを
搭載した混合動力機、離陸…というよりは打ち上げだけなら出来そうですが
当時の技術では着陸は出来たのでしょうか
少し前にはSFの中だけでしたが最近ではSpaceXのロケットみたいな
鉛筆型のロケットがスッと着陸するのだから驚きです
武装はミサイルが1基
見た目的にも運用的にも2段式の対空ミサイルのよう
航空機としては奇異な外見ですが
手に取ってみると特撮メカのようで中々格好良く見えて意外です
過去に作ったテイルシッター式の垂直離着陸機を揃えて
実機があるのがアメリカのX-13ヴァーティージェットだけですねこの中だと
多くの垂直離着陸機が計画・試作されましたが完成、実用に至った機体はごく僅かです
フランスの垂直離着陸機で実機があるものだとコレオプテール、こちらも面白い機体なので
いずれ作ってみたいですね
今回製作のモデルはecardmodelsで購入した
AB Papercraftという製作者の1/100スケールモデルを1/144縮小
見ての通りの凹凸の少ないシンプルな鉛筆型の機体なので
パーツ数は少なく難度の高い工程もありませんでした
風防が胴体と段差のない一体型なので
普段気を遣う風防の組み立てや取り付け作業も無し
翼端にエンジンが付く主翼はそのままだと頼りないので
針金でサポートしておきます
カナードというか安定板というか機首の補助翼を取り付け
ジェットエンジンもシンプルなポッド構造
機体の外見はこれでほぼ完成
カメラの三脚の様な着陸脚
どうにも頼りなげ
発進はともかく着陸は怖そうです
最後にミサイルを
いかにもSFメカな機体に現実的なミサイルが懸架されるのが
ちょっと面白く感じる組み合わせです
と言う訳で完成
忙しい合間に作るにはちょうどいいシンプルなモデルでした