JSC 407 British monitor M.18 and Dutch/German tanker DELAPAN
イギリス海軍 モニターM.18 + オランダ商用給油船 デュラパン セット
ポーランドJCS社 1:400スケールペーパークラフト
エンチャントレスに続いて3月後半で製作したモデル
ポーランドJSC社より、イギリス海軍のモニター艦M.18と
オランダの商用タンカー デュラパン号のセットです
大体はA4の冊子型で提供されているJSC社のカードモデルの中では
珍しい細長い短冊形の型紙、小さいモデルの為値段も安く日本円にして300円ほど
艦種を見ると関係の無さそうな2隻のセットですが
どちらもM.15級モニターの同型艦、M.18とM.19
デュラパンはM.19が第一次世界大戦後にオランダの商社に払い下げられて
タンカーとなった姿となります
M.15級モニターは第一次世界大戦時に急造されたモニター艦群の一つ
当時更新された装甲巡洋艦などから降ろされた主砲の234mm砲が転用されていました
M.18とM.19は共に第一次世界大戦中は地中海に配備されましたが
その後M.18はバルト海に転戦、M.19は
主砲の暴発事故により損傷そのままギリシャで終戦を迎たようです
キットはM.18はモニター艦の姿でM.19はタンカーの姿のセットですが
戦後はどちらもオランダに払い下げられて商用のタンカーとして利用されました
M.18→Anam M.19→ Delapan マレーシア語で数字の6と8の意味
ちなみに同時に払い下げられた同型艦M.17がトュージョー(7)だったようです
オランダでタンカーになったM.18改めアナムはその後更にイタリアに売却されましたが
第二次世界大戦中、元母国のイギリスの潜水艦に攻撃を受けて沈没してしまいました
M.19改めデュラパンはそのままオランダで運用、第二次大戦中にはドイツに接収されたりもしましたが
特に戦闘に巻き込まれる事も無く戦後解体されたようです
第一次世界大戦時と第二次世界大戦時と時期は違いますが
当時の余った主砲を転用したモニターという意味で同じ立場のモニター艦ロバーツとこちらは38cm砲
流石に大きさが段違いです
以前作った巡洋戦艦レナウンに付属していた機雷敷設艦メデューサと
こちらも元はモニター艦M.29から改装された船でした
3月に完成したモデルは
特務艦エンチャントレスとこの2隻、小さな船を作った月になりました
体感的にはあっという間に過ぎてしまった3月でした
4月は何を作りましょうか