ドイツ 重装甲偵察列車 シュタイヤ- S.sp(Schwerer Panzerspähwagen)
砲車+指揮車+対空車セット
(BestPaperModels) 1:144
先日の製作記事に続いて完成した
ドイツ装甲列車セットの写真です
BestPaperModels社の販売しているドイツ重装甲偵察列車3両セット
HO(1:87)スケールから1:144スケールへ縮小しての製作
線路は個人製作(Robotechnic様)のモデルを利用しています
第一次世界大戦より高速、大搭載量の輸送の要として
重要度を増していった鉄道網
そんな重要な鉄道輸送網を防衛するために各国は
既存の列車・鉄道車両を装甲・武装化したり
或いは鉄道用の戦闘車両を製造しました
特に広大な国土を有するロシアや東欧諸国においては
大規模な軍用列車群が運用され
一つの編成で武装列車の運用のみでなく歩兵部隊や
貨車に搭載した装甲車、その整備兵や司令部能力のある車両まで
備えた1軍団と呼べる規模のものまであったようです
今回製作したモデルはこの種の兵器では後期のもの
第二次世界大戦中~後期にドイツで運用された
シュタイア・ダイムラー社の製造したシュバラー・シュザーグ(S.sp)と呼ばれるもの
装備の違ういくつかの車両で編成を組んで鉄道網の警備に当たりました
しかし、この時期になると既にドイツは制空権を揺るがされており
航空機の機動力の前には鉄道車両による鉄道網の防衛はほぼ無力な物となり
第二次世界大戦後にはこの種の鉄道兵器は殆どの国から姿を消しました
個々の車両を見ていきます
砲塔車は3号戦車の砲塔を装備した車両
通信指揮車は全方向を視認可能な指揮塔とフレームアンテナを備えています
動かせる部分がないので少し物足りない
対空砲車は2cm4連装対空機銃の銃座を装備
製作記事でも触れましたが
オープントップの銃座内は再現されておらず幌を被せて見えなくする仕様
このモデルセットには含まれていませんが
他に兵員輸送車型や食料輸送車型などもあったようです
という訳でドイツ装甲列車3両セットでした
先日作ったベルリンのジオラマで路面電車を作ったりもしましたが
軍用列車のモデルは地味に初めての製作
なかなか個性的で他の装甲列車のモデルもまだいくつか持っていますので
また機会があったら順番に製作していきたいですね