ボーイング YL-15 スカウト 観測機(1:144) ペーパークラフト | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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Boeing YL-15 Scout(Scissors and Planes 3835) 1:144

ボーイング YL-15 スカウト 観測機 ペーパークラフト

 

相変わらず蒸し暑い日が続いて出勤するだけで汗だくです、

もう少しカラっとした感じになって欲しいですね

 

6月もすっかり下旬、今月は1:144の飛行機ばかり作っているので

そろそろ大スケールのモデルか飛行機以外のモデルを作りたくなってきましたが

とりあえずキリのいいところで今月一杯は飛行機を作ります

 

と言う訳で今回製作はボーイング社の観測機、YL-15スカウト

Yが取れていないのでわかる通り制式採用されなかった機体です

 

第二次世界大戦中にB-17、そしてB-29に代表される大型爆撃機のメーカーとしての

地位を築いたボーイング社が戦後に手掛けた小型の観測機

背景には戦争の終結に伴う大型爆撃機の需要減に対する小型機市場の開拓目的が

あったとも言われます

 

観測機の一般的なイメージ、いわゆるセスナ型とは印象が異なる機体です

見た目はやや奇抜ながらもそこはボーイング社、優れたSTOL能力と

飛行性能、観測員席の視界の広さなど優秀な機体だったとされています

 

一方でセールスには失敗、潰しが効かなさそうなギリギリに詰まった設計が忌避されたのか
はたまたボーイングが軽飛行機市場まで手を伸ばすのが憚られたのか
YL-15は正式採用に至らず10機余りの生産機はアメリカ軍ではなくアラスカの野生生物局で
連絡用に使用されました
 
この機体の売り込みに失敗した事が原因かは判りませんがこの機体を最後にボーイングは
小型機市場への進出を止めジェット旅客機や爆撃機を主力とし、YL-15は
ボーイング社が生産した最後のプロペラ機となりました
 
 
モデルは小粒な機体と言う事もあってパーツ数も少な目
息抜きで手間のかからなさそうな機体を選択

 

簡単そうだとは思って手を出したのですが

機体形状が特殊なので勝手が違って意外と苦戦

 

取り付け順があまり良くなく機体正面の窓に皺を作ってしまいました

 

STOL機らしい大型のフラップは接続部をワイヤーに変更

 

やや貧弱にもみえる固定脚、機体が軽いから良かったのでしょうか

 

プロペラは2枚羽根

 

完成までの作業時間は割と少なかったのですが

慣れない形状の機体で仕上がり的には気になる部分の多い完成となりました

機会があったらもうちょっと丁寧に作り直したいですね