日本陸軍 萱場製作所・カ号観測機(1:35) | ladder-23のペーパークラフトとか日記

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模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

カードモデルのダウンロード販売サイト「ZarkovModels」(設計者:Marek Pacyński氏 )で購入した

萱場カ号観測機のペーパークラフトです。

 

オリジナルデータのスケールは1:33ですが今回は1:35に縮小して製作

いずれミリタリーモデル等から地上クルーとかを作ってあげたいところ…

 

モデルとしては迷彩状態の外装シートも含めてA4:5枚、組み立て解説図2枚

コックピット用の部品と補強用の内部フレームが含まれる本格的な構成

今回は迷彩パーツは使わずに濃緑一色の定番カラーで組み立ててます

 

1:100とかの小スケールモデルを拡大して作った事はありましたが

最初から大スケールの航空機モデルを作るのは初めて

小さい+シンプルな構造の機体で練習がてらの挑戦でした

 

胴体はスムーズに作成できたのですが足回りには苦戦

バラバラに作って一気に組み立てるより長さを調整しながら作るべきでした

 

尾翼は水平舵と方向舵が別パーツで再現されている構成

 

完成してからはよく見えないので製作途中のコックピット

 

 

過去に作った1:144カ号とケレットYO-60
萱場カ号観測機はこのケレットのオートジャイロの初期型(ケレットKD-1)
を購入、リバースエンジニアリングを経て国産されたオートジャイロです
 
短い離着陸距離や観測機に求められる低速性能から各国で
軍事研究されたオートジャイロですが、固定翼機の進歩や
キャパシティの低さというオートジャイロそのものの限界から
どこの国でもその生産・運用はごく少数にとどまりました
 
萱場カ号もその例に漏れず飛行可能な状態で完成した機体は50機ほど
対潜哨戒任務に運用されましたが既に固定翼の哨戒機ですら安全に飛行できない
当時の日本近海においてはより低速のオートジャイロが満足に活躍する事は
出来ず、細々とした運用にとどまったそうです。
 
という訳で悲運?のオートジャイロ・萱場カ号観測機でした
プラモデルでも現状1:48までしか出ていないこの機体、
変わり種を大スケールで作ってみたい人にお勧めです
購入サイト「ZarkovModels」さんへはページ左のリンクからどうぞ
 
初めての空モノ大スケール、楽しかったのでまた機会があったら
別の機体に手を出してみたいところです。