早朝はやや肌寒いながらも日中は晴天に恵まれた行楽日和
今日は家族のドライブに同行して奈良県に行楽
定番どころを幾つか巡りながら行先をリクエストして
壺阪寺の名前で知られる高取町の南法華寺にやってきました
・西国三十三カ所の一つ
・眼病封じの仏さま
・人形浄瑠璃「壺阪霊験記」の舞台
色々な要素で知られるお寺ですが今回の自分の見どころは
インドでの慈善活動の返礼としてインドより寄贈された石仏、および石造建造物の数々です
日本風の寺院の敷地内に所狭しとエキゾチックな石像、仏教彫刻が立ち並びます
歴史のありそうな多重塔の裏手には
インド神話タッチのブッダの一生を描いた巨大なレリーフ
高さは2m~3m、横に50m以上はあるでしょうか、解説付きなので見応えがあります。
オーソドックスな大仏様
足元にはこれでもかと石仏が並んでいます
因みに右下に写るブルーシートの下には分解状態で運ばれてきたらしき
石像の部品…まだ増えるようです
山門をみると普通のお寺、仁王様が立ってます
夫婦観音、こちらもインド渡来のようです
パワーストーン台座…こういう俗さ結構好きです
参道を上がっていくと大仏様の横に日本の寺にそぐわぬ四角い石造建築
インド式の納骨堂のようです
日本のお寺の一角の筈なのにお地蔵さんの方が浮いてます…
石堂内、まずエキゾチックなインパクトに気圧されますが
日本の寺院では見られない彫刻や仏像はとても興味深いです
左手には千手観音、素材はやっぱりインドの石
参道を登っていきます
四国八十八カ所のお砂踏み
なんか日本に帰ってきた感あります
七福神の石像
看板にはインドの石工の作とありますがインドに居るんでしょうか七福神
本堂の手前まで来ました
こちらは眼鏡供養観音
眼病封じと言う目にまつわるお寺だけあってメガネやコンタクトの供養も行っているようです
生活の中でお世話になる率の高いメガネなので確かに壊れたら捨てる、だけではなく
感謝の気持ちで供養するのも心持が良くなりそうです。
本堂では3月にちなんで雛人形の展示
…大体つかめてきましたがこのお寺基本的に加減ってモノがないようです
雛壇の下を通って本尊に向かいます
雛壇の裏にも雛人形
雛人形の概念を揺さぶられます
御本尊の千手観音
本堂を出た所には鬼
横の橋は「まよけばし」だそうですが劣化の為か通行止め
お寺の敷地の一番外側の高台にこのお寺で一番大きい大観音石像があります
山門付近からでも見えるこの姿
後光の差す姿を見ながら階段を上ります(ただの逆光)
その高さ20m、ご立派な立像です
下から見上げると首が痛くなるほど
仕切りや柵などは無く後まで回れます
そういえばなかなか仏像の後側と言うのは見る機会がない気がします
観音様が見下ろす下の広場には8mの涅槃仏
欲張りセットです
何気に小物や絵画写真以外の大きい涅槃仏を見たのは初めてです
展望台のような高台の広場で山下を見下ろしています
こんな青空の下で自分も昼寝したいところです
入滅まではまだ気が早いですが
という訳で壷阪寺、エキゾチックな魅力が溢れ出してるお寺でした
今回は季節が早かったですが桜の木が沢山あるようなので
いつか機会があったら花の見える季節に来てみたいものです。