ladder-23のペーパークラフトとか日記

ladder-23のペーパークラフトとか日記

模型(主にペーパークラフト、カードモデル)の製作日記や普段の出来事の覚え書き

Russian Submarine Forel (orel) 1:50
ロシア帝国海軍 潜水艦フォレル

 

最近は週末ばかりが悪天候、天気が良ければ行きたい所は数あるだけになんとも歯がゆい物です

今日(10/25)も去年行った八事の火祭りの日ですが夕方から雨予報…小降り位で開催されるなら

行きたい所ですがどうなる事やら…

 

と言う訳で行く所もないので潜水艦フォレルの更新です

潜水艦フォレル 1:50 ペーパークラフト

 

円錐型…というか爆弾型の胴体の上にのる船体型の構造部を作ります

潜水艦フォレル 1:50 模型製作

1:50スケールな事を考えると人の幅が50~75cm位だとしてスケール換算10~15mm位

人が一人通るのがやっと位の甲板でしょうか

潜水艦フォレル 1:50模型

船体への取り付けは上面の薄いグレーのガイドにそって…と言う指示ですが

どうにも実物よりもガイドの方が大きめだったのではみ出す部分はマーカーで塗って目立たないようにフォロー

潜水艦フォレル1:50スケールモデル

セイルを作ります

潜水艦フォレル 模型パーツ

スケールを考えると傘型の部分が丸ごと開くハッチでしょうか

潜水艦フォレル 模型パーツ

八方に付いた丸窓と可愛い潜望鏡が潜水艦と言ってもまだこの当時では

船体を水中に没せられるくらいの能力であることを感じさせます

ロシア潜水艦フォレル 1:50 模型

 

これで潜水艦本体は殆ど外観が完成しました

次は船体両側に外装される魚雷発射管に掛かっていきます

潜水艦フォレル 1:50スケールモデル

 

 

Russian Submarine Forel (orel) 1:50
ロシア帝国海軍 潜水艦フォレル

 

前回製作の日本海軍水雷艇セットから続けてorel社のカードモデルを作ります

ロシア帝国海軍潜水艦フォレル card model

今回のアイテムはロシア帝国時代の潜水艦「フォレル」号

時期としては前回の水雷艇同様日露戦争時の艦船です

 

orel社のカードモデルでよく見られる風景画のような情緒感あるカバーイラスト

艦船モデルなのに肝心のフォレル号が浮上している僅かな部分しか見えないのがご愛敬

裏カバーにも全体像が判る写真が載っていないのでカバーしか見れない通販とかでは

実際どんな形状のモデルなのかも判らない潔さ

ちなみに自分も普通の艦船型の小型潜水艦のモデルだと思って買ったのですが…

 

 

 

ロシア潜水艦フォレル製作資料

ドロップタンクか爆弾のような胴体にカバーイラストで見える船体型の構造物が乗って

左右には外装型の魚雷発射管を備えるという中々スチームパンク感ある小型潜水艇

 

1:50という大スケールですが全長14m弱の小型潜水艇なのでカードモデルとしては

A4用紙4枚、各パーツも大きめとボリューム・難易度共に控えめのようです

 

 

フォレル潜水艦カードモデル説明書

 
胴体から製作開始、今回のキットは輪切り部の補強はありますが前後方向のフレームは有りません
フォレル潜水艦ペーパークラフトパーツ
節ごとに補強はありますが念のため潰れ防止に丸めたティッシュが中に詰まってます
(写真には写っていませんが)
潜水艦フォレル号 カードモデル製作 中間
潜水艦フォレル号のカードモデル製作
後半部を作って次は前半部
潜水艦フォレル製作、胴体とパーツ
潜水艦フォレル号のカードモデル製作
上部構造が乗っていないと見た目殆ど爆弾です
ロシア潜水艦フォレル 1:50カードモデル
尾部の安定板と底部の突起(緊急浮上時に投棄するバラストのようです)を取り付け
潜水艦フォレル号のペーパークラフト製作
ますます爆弾
ロシア帝国潜水艦フォレル号ペーパークラフト
 
最初の投稿はここまでで
フォレル潜水艦ペーパークラフト製作
上記通りボリュームや難易度は控え目に思えるキット
合間の息抜きと思って作っていこうと思います
 
 

 

Torpedo Boats No42 & No66(orel 1:200)
日本海軍 第三十九号型水雷艇 第四十二号水雷艇・第六十六号水雷艇セット

 

日露戦争時の日本海軍・第四十二号&第六十六号水雷艇セット、完成です

日本海軍 水雷艇 42号・66号 1:200模型

 

日露戦争時の日本海軍の艦艇自体が一般的には知ってて戦艦三笠くらい…な中で

更に固有名もない番号呼びの二等水雷艇、とマイナーなモチーフのモデルです

日本海軍 水雷艇 42号 & 66号模型

自分もこのorel社のカードモデルとしては珍しい日本艦船のキットという点で購入していた為どのような活躍をしたかは知らずにいたのですが、今回の製作を機に調べてみても他の同型艦と共に旅順攻略戦に参戦、旅順港に立てこもるロシアの戦艦セヴァストーポリへの夜襲を敢行し戦闘不能に追い込んだ…位の記録しか見られませんでした

 

今回製作の2隻は共に第三十九号型水雷艇に属する同型艦、イギリスのヤーロー造船会社で部品単位で建造されたものを四十二号は横須賀で、六十六号は佐世保を組立てた物でした
日本海軍 1/200 水雷艇42号・66号セット

 

旅順での夜襲で第四十二号水雷艇は戦没、六十六号はその後日本海海戦にも参加し日露戦争終結後まで生き残っていたようです

日露戦争 水雷艇 42号 66号 模型

スマートな船体に3基の魚雷発射管(船首固定1,旋回式2)を備えて火砲は船尾に57mm砲が1門だけ、という敵に向かって突撃して魚雷を発射して離脱するという役割の明白な外見

日本海軍 第39号型水雷艇 42号・66号セット

同型艦の二隻セットですがパッと見の船体色を含め、細部の違いは結構多いキットです

この違い、同時期でこのように違っていたのかそれぞれ別の時期(建造時+日露戦争時…とか?)を再現したモデルなのかはキットの方の解説にも記述がないのではっきりさせることができず…

日本海軍の艦艇は日露戦争以前は見栄えのよい白に近いグレーで開戦を機に所謂軍艦色に塗り替えられてるので四十二号の方が建造時の状態でマストや指揮所が増設された軍艦色の六十六号が開戦後の状態のような気はします

 

日本海軍 水雷艇 42号・66号 1/200

魚雷の発明・実用化以降、安価な小型艦艇で大型戦艦や装甲艦を撃沈可能な非対称性を持つ水雷艇は、

各国で積極的に配備され、海上作戦における深刻な脅威となりました。

そのため、水雷艇から大型艦を守るため、つまり水雷艇を駆逐するための小型艦艇「水雷艇駆逐艦」が登場します。

 

水雷艇駆逐艦は、水雷艇よりも大型かつ高速で、射程の短い魚雷しか装備しない水雷艇(そもそも魚雷は大型艦相手に温存する必要がある)を、

魚雷の射程外から迎撃可能な小口径速射砲を搭載し、水雷艇に対する優れた防衛力を発揮しました。

日本海軍 第四十二号水雷艇・第六十六号水雷艇

しかし、水雷艇側も水雷艇駆逐艦の防御を突破できるよう速度や防御力、火砲の強化を求められ、次第に大型化する…この「いたちごっこ」の結果、水雷艇と水雷艇駆逐艦はほぼ同等の存在へと発展します。

 

やがて、単純な水雷艇という存在は発展的に消滅し水雷艇駆逐艦も当初の任務である水雷艇の駆逐に加えて、自ら魚雷を搭載して敵大型艦を攻撃する役割を担うようになります。

結果その役割は「水雷艇駆逐艦」に限定されなくなり、単に「駆逐艦」と呼ばれるようになりました。

 

その後、第一次世界大戦を経て第二次世界大戦、そして戦後に至るまで、駆逐艦の役割は水雷戦闘や艦隊防御に加え、対潜哨戒、対空防御など多岐にわたる多用途艦へと変化していきました。

 

今回製作した第三十九号型水雷艇は、二等水雷艇としてはやや大型で重武装の仕様となっており、

後の駆逐艦へと移行する過渡期的な存在だった、とされています

水雷艇 第42号、第66号 1:200模型

最後に大分前に作った駆逐艦「陽炎(初代)」と

今回の水雷艇とは同じメーカー、同スケールのorel社の1:200スケールモデル

建造時は大型の水雷艇と分類されていましたが後に日本海軍の艦種の整備に伴い駆逐艦へと変更されました

 

今回は久しぶりのorel社の艦船カードモデルでした

艦船モデルではよく作るJSC社のカードモデルに比べると部品が細かめで上級者向けの印象のメーカーのモデルですが、あっさり目の小艦艇と言う事でそれほど製作難易度は高くなかった実感ですね。

 

同社のモデルも結構積んでしまっているのでこれを機にちょっと消化していきたい所です