自閉症スペクトラムの窓 -19ページ目

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。歯医者定期健診をさぼっていたら、マウスピースがボロボロになってしまいました。マウスピースは、顎関節症の悪化を防ぐために大事な治療具なので、新しくしてもらうために歯医者通いを始めました。しばらく、かかると思います。

 

自立登校へ向けての満員電車の乗り方以外に出てくる、問題についてあげておきます。

 

○電車の遅延、運転見合わせ

→これは、どの路線でも出てくる問題です。乗っている場合は、待つしかないということを、理解してもらいます。家や学校に遅刻するという報告の電話をするスキルを身に着けてもらいます。

 

→乗る前だとしたら、家、学校に電話連絡したあと、別路線やバス通学に切り替えます。他の行き方の練習もしておく必要があります。

 

→学校と家の間を、子どもと歩きました。グーグルマップを見ながら、線路際の道を通って家まで帰りました。

 

○予定の電車やバスに乗り遅れる

→寝坊や渋滞などで、乗り遅れてしまうことがあります。学校にではなく、家に連絡をいれて、母が学校に連絡をいれることにしました。就職してからは、自分で遅刻の連絡を入れています。電話口で何というか、お手本文を、用意してあります。

 

→そもそも、ぎりぎりの時間の電車に乗るのでなく、少し余裕もって行動するようにスケジュールを組んでおきます。

 

○財布やPASMOや定期、スマホを落としたら・・・

 

→まず、親に連絡する(スマホの場合は家まで帰ってくる)、親と連絡がつかなかったら、家まで帰ってくる。

 

→PASMOや定期の場合は、もしもの時用に、リュックの生徒手帳の中に、1,000円札とテレカを入れておきました。公衆電話の使い方も教えておきます。

 

→本人の通った駅(電車会社ごと)に、遺失物届を出す。道路の場合は、警察に問い合わせをする。パソコンで、遺失物や忘れ物を検索できる。

 

親が一緒に通学しているうちに、対応策や不安を軽減させる方法を身につけてもらいましょう。

 

一つ一つのことに、子どもが一人で対応できるようになって、不安を感じなくなれば、自立登校できるようになります。途中から、1人で行ってもらう、その後、行きだけ、帰りだけとスモールステップで出来ることを増やしていくといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

巨大イラスト、キャラクターの色塗りが終り、電車の部分になりました。

 

 

一台一台、実際にある車両で、車両番号を白いボールペンで書いて、上から色鉛筆を塗ると浮かび上がるという、新しい技法を自分で開発しました。色々工夫しています。

 

追伸

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LADです。ご近所のお庭で、金柑がいい色に色づいていました。こんな時期に実がなるんですね。調べたら、品種によって、11月から5月くらいまで実がなるそうです。

 

 

 養護学校の高等部に4月から通う保護者の方から、通学の付添いが毎日2往復でたいへん。一人で学校には行けないので、親も定期券を買うというお話を聞きました。

 

お子さんを知っているので、最初は、全て付き添いが必要かもしれませんが、スモールステップで一人通学出来るように練習したらどうかと提案しました。

 

最初は、お母さんと一緒に通学して、慣れたら自立登校を目標にするのです。以下、自立登校に向けた提案したスモールステップの仕方です。

 

≪電車の乗り方≫

 

1)春休みの3月中に、4月から乗る予定の電車に乗って、親子で練習する。

 

2)定期券、PASMOの使い方を練習する。

 

→改札のタッチの仕方、チャージで使うなら、券売機でのチャージの仕方、1000円を切ると、改札の機械の残高表示の色が変わって教えてくれる等の使い方を教えておく。

 

3)ホームでの電車の待ち方を教える

 

→ホームでの整列の仕方。降りる人が終ってから、乗りこむ。順番に並んで乗る。3列(2列)に並ぶ、足元の「先発」「後発」の意味を教える。通過電車の危険性を教えて、黄色い線の内側を歩くようにする。 

 

4)自分の乗る電車の確認

→自分の行きたい駅に電車が止まるかどうか確認してから、乗車する。行き先の他、普通、快速、特急などの種類によって、停車駅が違うことを教える。漢字の読みが心配なら、色や時間で教える。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

 

5)乗り込んでからの座り方、立ち位置を教える

 

→席が空いていたら座れるが、座れないこともあることを説明。立って乗るときのつり革の使い方、つり革につかまらないなら、電車の揺れに対応するために、ドアの端に立つことやバーに掴まる方法を教える。

 

5)降りる時のマナー&ルールを教える

 

→人を押しのけて下りない。入り口に下りない人が居る場合「すいません。下ります」と、声に出して、降りることをアピールしてから、人の間を通るようにする。自分が入り口にいる場合は、下りない駅の場合は、入り口をふさがない。下りる人が多い場合は、一度、ホームに降りて、再度乗りなおす。

 

6)駅のホームやコンコースの歩き方を教える

 

→人の流れに乗るということを教える。息子は、「人の流れ」という比喩が分からず、行きたい方向に歩いている人の頭の後ろを見ながら、同じスピードで歩くという風に教えました。前から歩いてくる人の顔を見て、その間を通るのは、逆走になるので、ダメだと教えました。

 

朝の通勤時間帯は、とても混みます。人混みが苦手な息子は、最初とても躊躇していました。ですが、電車に乗らないと学校に行けません。

 

混雑する時間帯をずらす(養護学校は開始時間が遅いので、ぎりぎりの電車にする)、満員電車に乗っていなければいけない時間を事前に示す。時間で6分、2駅は、我慢することを伝えました。

 

覚えてもらわないといけないことを課題分析して、細かく表し、それを親が付き添って通学する間に教えていくといいとアドバイスしました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社から帰ってきたら、途中の乗り換え駅で、養護学校時代のお友達にあったそうで、久しぶりに話が出来て、うれしかったそうです。

 

養護学校を卒業した時に、2年後の成人式の年に、同窓会を開こうと企画していたのですが、コロナで延期になっています。

 

「早くコロナおさまって、同窓会したいなあ・・」と、つぶやいていました。息子の養護学校の高等部生活は、とても充実していて、楽しい思い出なのだと思います。

 

追伸

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LADです。昨日買ってきた多肉植物の寄せ植えです。家の中に置いておくことが多いのですが、大きくなってしまったもの、増えたものを新しく買った植木鉢にいれました。

 

 

新しくなるクラスメイの保護者への説明をどうすればいいのかと

いう相談がありました。

 

学校では、新学期や新入学のタイミングで、保護者会が開かれます。我が家は、小中学校とも、支援級と交流級、両方の保護者会に参加していました。

 

支援級から交流でいっている場合は、比較的「○○級から、交流で、音楽、体育、図工の授業を一緒に受けます。○○といいます(軽度の知的障害のある自閉症です)、楽しい時に独り言がでます。電車と、星座占いと、お笑い番組が大好きなので、よろしくお願いします」というような感じで、お願いをしました。

 

一緒に参加する授業は、わかっている方がいいと思いました。好きな物やテレビ番組なども、共通話題になるので、言っていました。

 

あとは、「うちの息子は、親に学校のことを話さないので、お子さんから息子のことを聞いたら、教えてください。また息子の言動で困ったことがあれば、担任の○○先生にご相談ください。支援級の先生と一緒に対応を考えてもらいます」と、いいました。

 

理解を深めてもらうため、問題が起こる前に、4月の保護者会で、子どものことを話しておく方がいいと思います。

 

診断は出ているけれど、普通級在籍の場合は、障害名をいわずに、子どもの特性、学校と連携していていることを説明するのでいいと思います。

 

例、うちのこは、元気がよくて、じっとしているのが苦手です。サッカーが大好きで、ポケモンのゲームにはまっています。

 

あと、思ったことを、すぐ口にだしてしまうので、嫌な気分にさせてしまったら、ごめんなさい。あまりに、酷いことをいうようなら、担任の○○先生にいってください。先生から、注意してもらうようにします。今年、一年、よろしくお願いします。

 

好きな物や得意なことが分かっていると、クラスになじみやすくなります。また、悪気が無く、相手を傷つけることをしてしまう時があると先に説明しておけば、子どもが親に苦情が出た時に、一方的に責められません。

 

学校と連携をとっていることを、きちっとアピールしておけば、一方的に責められずに、子どものことを理解してもらえます。

 

保護者会にも出ない、情報公開しないで、子どもが迷惑をかけるだけというのが、一番ダメなパターンだと思います。

 

新学期には、早めに、新担任の先生に連絡をとって、対応を考えておきましょう。

 

【今日のいいとこ探し】

 

3月末に、日帰りで、サフィール踊り子号に家族旅行で乗る予定になっています。

 

夕飯を、特急の中で車内食にすることにしました。息子に、そのことを告げると、張り切って、メニューを調べてくれて、偏食の娘が食べられそうなメニューを、教えてくれました。妹思いの息子です。

 

追伸

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