自分で何をしたいか伝えられないと、苦しくなり問題行動につながります | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。朝の5:50に、娘から電話がありました。何事かと、びっくりしたのですが、「この時間なら、お兄ちゃんを会社へ送り出して起きてると思った。お腹壊した時の食事ってどんなのだっけ?」という、困りごとのお問合せ。

 

にゅう麺やお茶漬けを出していた話をしたら、「そうだった、ありがとう・・・」と言われて、そうそうに通話はきれました。

 

体調が悪くても、自分で対応しなといいけないので、一人暮らしは大変ですね。夕方、調子を確認するLINEを送ったら、薬も飲んで落ち着いたようでした。ほっとしました。

 

自閉スペクトラム症の子は、自分の意思をはっきり表せなくて、言われたとおりに受動的に行動することが多々あります。

 

それは、自分が何をしたいか、うまく伝えられていない、もしくは、自分の意思を人に伝えて、自分の思うようにしていいという経験を積んでいないからです。

 

我慢してきた子どもは、思春期になり、自分の思う通りならないことのストレスから、他害や自傷が酷くなり、体も大きくなってきているので、問題行動となってしまいます。

 

小さい頃から、「意思表示をして、周りに伝える」、「自分のことは、自分で選らんでいい」という体験を、親や支援者が、意識して子どもに提供しておくことが大事です。

 

簡単な方法は、選択肢を2つ用意しして、どちらかを選ばせることです。自分で、一から考えて行動するのは、なかなか難しいですが、どちらかを選ぶというのは、比較的、自分の気持ちを表しやすいです。

 

どちらかを選んだら、「○○君は、△△が、食べたかったんだね。わかったよ。△△食べていいよ」と、選べて、それが伝わったことを褒めて、選んだものを手に入れさせてあげてください。

 

これを、何回も繰り返すことで、少しづつ、自分の気持ちを相手に伝えるというのは、どういうことかというのが分かってきます。

 

選ぶのでなく、自分が欲しいもの、やりたいことを相手に伝えられるようになると、ずいぶん落ち着くと思います。将来の自律に向けて、とても大切なスキルだと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

スタバの新作、「おさつバターフラペチーノ」を、息子が買ってきてくれるというので、お願いしました。

 

 

主人は今、体調を考えて、牛乳を控えています。ミルクを豆乳に換えて注文してもらいました。お願いした時には、不安そうでしたが、頑張って買ってきてくれました。

 

帰ってきたら、「言われた通りに、豆乳フラペチーノ買えたよ!」と、嬉しそうに報告してくれました。隠し味の塩芋ケンピが、美味しかったです。

 

追伸

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