課題分析とスモールステップで、お年玉の準備をする | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。実家の母からもらってきた「生うどん」が、何と6人前、1.1キロありました。急遽、夕飯、「鍋」から、土鍋の4人前「鍋焼きうどん」に変更しました。美味しかったです。

 

 

息子に、妹やいとこに渡すお年玉の準備をしてもらいました。金額は、少ないですが、社会人になったということを自覚して欲しいのと、今まで自分がもらってきた分のお返しです。

 

「お年玉を準備する」といっても、簡単に出来るわけではありません。まず。まず、課題分析します。課題分析とは、どういう準備、スキルがあれば、それができるか、課題を洗い出して、何をすればいいのか書きだします。

 

そして、それが少しづつ息子に出来るように、スモールステップでやることを増やしていけば、何年か後には、自分できるようになって行きます。

 

≪お正月にお年玉を渡す≫ ※×できない △少し出来る ○出来る

 

1)銀行で新札に両替する ×

 →母が、銀行で両替、それを、息子からお金をもらい両替する。平日銀行に行かないとできない、手数料がかかることを理解できない。

 

2)お年玉袋を買う ×

 →母が、自分の分と合わせて買って複数用意。自分の好きなキャラとかを買ってしまうので、母が準備。

 

3)お年玉袋を選ぶ ○

 →買った中から、性別、年齢に合わせて選んでもらう。「○○君は、マリオ好きだから、○○(妹)は、かわいいピンク」等

 

4)お年玉袋の表に、渡す人の名前を書く ○

 →漢字、ひらがなは書けるので、書いて欲しい名前の見本を書いた紙を渡す。「○○ちゃん、△△君」、書く場所は、指定する。

 

5)お年玉袋の裏に、自分の名前を書く ○

 →お年玉は、色々な人からもらうので、渡した人の名前を必ず書くルールだと教えました。

 

6)新札を折って入れる △

 →三つ折りにする目安がわからず苦戦。見本で、1回折ったものを見せる。少しくらいずれていても、袋の入ればOKとする。折りなおさない。

 

以上のことを、お願いしてやってもらいました。

 

○は、以前からやってもらっていたことで、指示がなくても自分からやれました。

 

今年は、「新札を三つ折りにする」という作業を足してみました。不安そうでしたが、何とかやり遂げることができて、これなら、来年は経験を積んでいるので、1人で出来ると思います。

 

「課題分析」して、スモールステップで、身に着けていってもらうのが、息子には、合っているようです。お年玉準備は、年に1回しかやれませんが、他のスキルアップも、やる方法は、同じだと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

お年玉に自分の名前を書くように言ったら、いとこの○○君は、小学生だから、ひらがなで、妹と、○○君のお姉ちゃんは、中学生だから、漢字でと、あげる対象に合わせて、「漢字」か「ひらがな」か書き分けていました。

 

相手を思う、心づかいがいいですね。

 

追伸

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