障害者の当事者目線という考え方の盲点 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、実家のみかんもぎを、手伝いに行きました。父も母も80代なので、ミカンの木の高いところをもぐのも難しくなってきました。これも、介護だと思っています。

 

 

神奈川県では、津久井やまゆり園の悲劇を経験して、令和4年10月に、「神奈川県当事者目線の障害者福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」が公布されました。

 

この条例は、改めて障害者の人権や周囲の人の考え方の基本を示すいい内容です。

 

しかし、障害の当事者を含めて、「文章が難しくて分からない」「要約されたものではなく、条文をしっかりと読みたい」といった声があがったことから、神奈川県が当事者を中心としたワーキンググループを設置し、「みんなで読める 神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例 ~ともに生きる社会を目指して~」を作成してくれました。

 

神奈川県のホームページから見ることが出来ます。

 

「みんなで読める」には、フリガナががふってあります。また、音声コードや、言葉の説明もあります。イラストや色分けもされていて、読みやすくなっています。

 

条例をつくって押し付けるのでなく、きちっと障害者の声を聞いてくれたことを評価したいと思います。ただ気になるのは、聞き取りした対象の方は、しゃべれる人、意見のいえる障害者からの聞き取りだけという点です。

 

「当事者目線」という観点ですから、仕方のないことかもしれませんが、親の意見(しゃべれない、しゃべれても本当の意思を伝えられない子どもの代弁者としての意見)をくみとってもらうことの出来る内容ではないのが、とても残念です。

 

【今日のいいとこ探し】

 

疲れが溜まっているのか、ブログ書きながら、パソコンに向かって、寝てしまう母を、息子が、横から、「お母さん、寝てる!!」と、膝をつついて起こしてくれます。息子の方が、しっかりしています(笑)

 

追伸

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