障害のある子への性的被害についての記事 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所のおじいちゃんが、柿をくれました。小ぶりで、種があるのですが、とても甘いです。毎年この時期に、おっそわけをいただきます。実りの秋を、感じます。

 

 

30日の朝日新聞の朝刊に「子どもへの性暴力~反響編~」という記事が出ていました。その中で、障害のある子への性的被害について、細かく書かれていました。

 

以前、7月に掲載された「信頼していた施設で性暴力に遭った娘

 重度障害 つけこまれた特性」という記事に対しての読者からの反響編でした。

 

その記事は、被害をうまく伝えられない障害のある少女たちが、放課後デイサービスやショートステイ先で、支援員から性的被害を受けたという記事でした。

 

被害を言葉で申告しずらい障害のある子どもへの加害は、発覚しずらいということが、書かれていました。

 

また送迎の車の中や、施設の中の個室、少女と異性の支援員が2人きりになる場面が多くあり、行為のことを、口止めされたり、脅されたりして、親にも相談できなかったケースがほとんでした。

 

被害が発覚しても、被害者に障害がある場合、立件がとても難しいことも、わかりました。

 

検察側が、「嫌疑不十分」とした性犯罪548件のうち、61件が被害者に障害があったそうです。不起訴になった事件の内訳は、以下の様でした。

 

・客観証拠などと整合しない 17人。

・虚偽供述や記憶変容の可能性がある 11人

・看過しがたい変遷がある 10人

 

日本は、障害者への性犯罪について規定がありません。心神喪失や拒否不能に乗じた場合、準強制性交罪や準強制わいせつ罪に問われます。


障害のため、心神喪失や拒否不能の案件の中に含まれるようですが、知

的障害や精神障害がある場合、事件そのものの記憶が曖昧だったり、正確な事件当時のことを、きちっと話せない場合が多い為、加害者側の一方的な意見が認められて、不起訴になってしまうことが多いようです。被害者なのに、酷い話です。

 

日本と違い、世界の国々では、障害者に対する性犯罪の罪は重いです。韓国は、法定刑が1.5倍になります。フランスは通常15年以下が、20年以下に加重されます。イギリスは、性犯罪として規定があり、上限は終身刑だそうです。

 

日本も、悲しい思いをする障害者が増えないように、早く法的整備を進めてもらいたいものです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

インフルエンザの予防接種を会社で受けた息子。業務終了近くに打っ

たようですが(息子の話)、日中の仕事は、きちっとできたようです。

 

去年までは、注射が怖くて、日中仕事が手につかなかったようなので、成長しました。

 

追伸

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