高校の「通級指導」は、まだまだ足りないという話 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、ウォーキングに行った公園で、ハグロトンボ(メス)を見つけました。神様の使いとも言われていて、縁起がいいそうです。お盆の時期に、飛ぶ姿をよく見かけるので、ご先祖様が姿をかえて逢いに来たといういい伝えもあるそうです。

 

 

今朝の朝日新聞の記事に、「高校の通級指導の広がりが遅い」という記事が出ていました。

 

発達障害などの特別な指導を必要とする生徒が増える中、高校でも、一部を別室で学ぶ「通級教室」の必要性が高まっているという内容でした。

 

制度が出来て、5年目。支援を受けたい生徒が居ても、指導できる教員が少なく、通級指導をしてない高校も多いそうです。

 

東京都では、200校中、実施している高校は、27校にとどまっているそうです。なので、対象生徒がいる高校すべてで、「通級指導」が出来るように、今、特別支援学校や民間と連携して指導の充実を図っているそうです。

 

文部省が7月に発表した調査結果で、2020年度に全国の小中学校で、「通級指導」を受けた児童生徒数は、約16万5千人。そのうち、6割が発達障害だそうです。(約10万人)

 

しかし、公立高校になると「通級指導」を受けた人数は、1296人。激減です。「通級指導」が必要と判断された生徒は、約2300人だけという報告があるそうですが、そんなに少ないはずがありません。

 

それも高校の先生方に、特別支援教育が何か、どういう生徒が対象になるのかということが伝わっていないことが原因だと思います。

 

高機能の発達障害の子、グレーゾーンの子は、高校に進学時に、サポート校や養護学校等の支援のある学校へ進学する子が増えるという理由もあると思います。

 

ですが、今回の新聞記事で、制度があるにもかかわらず、「通級指導」できる環境が整っていないことが分かりました。親の会の要望などにも盛り込んでいければと、思いました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

ガイヘルさんと、出かけた息子。本当は、夏の特急と貨物輸送を見に行く予定だったのですが、昨日の台風の影響で、全部、運休になってしまっていました。

 

朝、運行表を確認にして、それを知った息子。叫んでいました。しばらくすると、「ガイヘルさんと行く先をかえる」と言って、出かける場所を変更していました。

 

以前なら、天候のせいでも予定が変更になると、大荒れで、その日1日引きずっていたのですが、最近は、自分で、予定を組み直すことが出来るようになって、落ち着きました。これも、成長ですね。

 

追伸

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