親以外に相談できる大人とのつながりを持っておくことの大切さ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、涼しかったです。蝉も、あまり暑いと、なかなか鳴かないそうです。今日は、涼しかったせいか、近所の電信柱で、アブラゼミとミンミンゼミが、鳴いていました。木でなく、なぜ電信柱にとまるのか理由は、わかりません。

 

アブラゼミ

 

ミンミンゼミ

 

養護学校高等部の高機能のお子さんをお持ちのお母さんから、お子さんが、親の言うことを聞かなくて、困っているという相談を受けました。

 

子どものためを思ってアドバイスしても、反発されるというのです。

 

学校に毎日通えておらず、イライラしていることが多く、物にあたったり、大きな声を出したり、自傷もでているそうです。生活リズムが乱れていて、感覚過敏もあり、本人も辛いようです。

 

障害があっても、思春期はやってきます(特に、高機能のお子さんは顕著に反抗期があります)親の言うことを素直に聞く年齢ではないことを、まず理解しましょう。

 

そこで、大事になるのは、親以外に、相談や話を聞いてくれる大人とのつながりです。どう、そのつながりを作ればいいのかと聞かれました。その子の性格や親族との関係、親の交友関係などによりますが、いくつかのパターンをお伝えしました。

 

○発達障害や二次障害などに詳しい、メンタルの専門家。

 →精神科の医師、メンタルクリニックのカウンセラー、セラピスト等。本人が納得して通い、信頼関係を築くことが前提です

 

 →親が同じことを言っても聞かなくても、医師からの説明なら受け入れる場合も多いです。親が、本人の診察の前に、医師と面談して、子どもに伝えたいことを、医師から行ってもらうことができます。

 

○兄弟やいとこなど、子どもが話したり、一緒に活動できる年齢の近い親族。母は、ダメでも、お父さんなら、同性でいい場合もあります。

 

 →年齢が近いことで、感じ方や好み、流行などで、共通の話題が出やすい。その子たちも、思春期を迎えたり、経験をしているので、共感を得やすい。

 

 →SNSやインターネットの環境を駆使して生活しているので、視覚的に情報提供してくれるので、共感しやすい。

 

○塾、習い事、教会やボランティア、バイト先のメンバー

 

 →先生や先輩とかかわることで、社会性が身に着く。同じ居場所にいる、経験豊かな人たちの話や体験談は、自分に置き換え易く、話を受け入れやすい。

 

○事業所や職場、デイサービス等の職員

 

 →障害特性にも理解があり、適切な配慮もしてくれるメンバーなので、子どもが安心して、話をしたり、相談がしやすい。親が、こういう考えで、子どもにこういうことを教えたい、こういう子に育って欲しいということを、お願いしやすい。

 

以上は、お子さんが、親以外に相談できる大人をどう見つけるかというころです。

 

子ども自身が相談できる大人を見つけるのは、なかなか難しいので、親が、そういう理解のある大人と出会う場を提供してあげることが必要になってきます。

 

また、親自身も、子どもとの関係を、自分だけで抱え込まず、相談できる、親の会や福祉の専門家とつながることをお薦めしておきました。

 

【くすっと、コーナー】

 

父と母の銀婚式に、息子が「ホテル三日月」に、招待してくれると言っていたのですが、コロナ禍で、それが延期になっています。

 

急に、「次は、プラチナ婚で、ホテル三日月に、家族で泊まろうね」と言ってくれたのですが、プラチナ婚は、結婚70周年です。ちょっと生きていられるか自信がありません。

 

なので、真珠婚で、30周年か、珊瑚婚で、35周年でお願いしたいと伝えました(  ´艸`)

 

追伸

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