発達障害とゲームについて思うこと | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所のお庭の木蓮が、狂い咲きで花をつけていました。台風のような荒天の後に、よく花が咲きます。1個だけなので、ちょっと寂しい感じがしました。

 

 

昨日、ゲーム依存の勉強会の話をブログに書きました。発達障害とゲームについて、思うことを書いていきたいと思います。

 

発達障害の子が、ゲーム依存になりやすいというのは、本当のことだを思います。ですが、オンラインゲームやYouTubeが、絶対悪いとも思いません。

 

娘、息子の子育てからいうと、友達を作ったり、クラスメイトと同じ話題で盛り上がるのは、やはりゲームやYouTube動画などの話題です。

 

自閉症の子にとって、何も用意されていないところで、クラスメイトと会話したり、遊びの仲間に入れてもらうのは、とても難易度が高い社会性スキルです。

 

ですが、ゲームやYouTubeなどの、共通のツールがあると、その輪の中に入りやすいのです。

 

時に、そのゲームを、障害特性からくる集中力を生かして、高いレベルで戦ったり、記憶力がいいので、その知識を活かして周りの子に、教える立場になることもあります。

 

人より出来ることがあるというのは、自閉症をはじめ、発達障害の子にとっては、自己肯定感を高めるのに、大いに貢献します。

 

ただし、人間関係が作りづらい、自己肯定感が低い発達障害の子は、ゲームにのめり込みやすいという特性があるので注意が必要です。

 

ゲーム依存にならないように、するにはどうすればいいか、昨日の勉強会では子どもの場合の、障害特性に応じた方法を説明してくれました。

 

まず、自閉症の子は、時間や決まり事を守りたいという「こだわり」があるので、「ゲームは、1日1時間」と決めて、それをルーチン化してしまうと、ゲームを切り上げやすくなるそうです。なので、あまりゲーム依存になりにくいそうです。

 

ADHDの子は、脳が、常に刺激を求めているので、なかなかゲームを止められません。終わらせるのは、難しいそうです。

 

衝動性が強いので、ゲームが見えないように、出しっぱなしにしない。やっていい時が来るまで、ゲームを連想させる漫画やテレビ番組などを見せない、親が子どもの前でゲームやスマホをいじらないなどで対応するといいそうです。

 

親は、子どもが小さいころに、ゲームを与える時に、ルールや決まり事について、話合ってから、与えることが大事だそうです。

 

ゲームのいい点、悪い点を、親が理解して与えることがポイントだと思います。

 

子どもが大人になる前までに、経験や失敗から、ゲームとの付き合い方を学んでもらうことが大事だそうです。例、ゲームを夜中までやってしまい、朝、遅刻する。YouTubeを見すぎて、月末ギガが足りなくなる等。

 

大人になると、多額の課金してしまったり、仕事に支障をきたして、退職せざるを得なくなり、ひきこもりになったりと、人生に影響が大きく出るようになるそうです。

 

ゲーム依存は、まだ治し方が、はっきりとわからない怖い病気(障害)です。これから、データを集めて、認知療法などを積み重ねていけば、いろいろは結果が出てくると思います。その動向を見守りたいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕飯の後に、食器洗いをしてくれる息子。今日は、いつもより早く洗い始めました。なんでか聞いたら、「8時からの新ドラマを見たいから、先に食器洗いを終わらせるんだ」とのことでした。

 

自分で、先のスケジュールを考えて、行動できるようになってきました。成長を感じました。

 

追伸

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