発達障害の子がはまりやすいゲーム依存の怖さ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関横のオシロイバナ、少しづつ伸びてきました。今、30センチくらい、まだ花は咲きません。線路際の草むらで、色変わりのオシロイバナ見つけました。毎年思いますが、不思議な色分けですね。

 

 

 

今日、ゲーム依存のオンライン勉強会に参加しました。ゲームのことを詳しく知らなかったのですが、最近のゲームは、なぜ依存症になりやすいかを詳しく説明してくれました。

 

また、発達障害の人(子)が、なぜゲームにはまりやすいかも、詳しく説明してくれていて、勉強になりました。障害特性と今のゲームの特性がマッチしていることが分かりました。

 

今のゲームの特徴と、なぜ発達障害の子(人)がはまりやすいか、まとめてみました。

 

○スマホがあれば、どこでもゲームができる。

  →手軽で場所を選ばない。1人で遊べる。対人面の苦手さを感じなくてすむ(代償行為)ゲームの中でなら、現実とちがい、自己肯定感を満足させられる。

 

○終わりがない。

 次から次へと刺激が与えられて、それが心地よい(ADHDの人がはまりやすい)止め時に気づけない。

 

○ネットワークでつながって仲間と遊べる。

 →実際に合わなくても、学校の友達とつながれる。面識がない人とでも、苦手意識をもつことなく、ゲームができる。上手に戦えたり、強いアイテムをもっていると、いい評価をもらえる、その評価が、自分自身の評価のように感じて心地いい(代替え行為)

 

○アニメや漫画などと連動して、入り口が入り易い。

 →好きなアニメのゲームが出てるからやろう。テレビでCMをする。駅の構内にポスターが貼ってある等は、視覚優位な自閉症の人には、目に飛び込んできやすい。衝動性のあるADHDの人なら、見たらすぐにゲームしたくなってしまう。

 

○ゲームのうまさだけでない、部分がある。

 →課金で有利にゲームを進められるので、大人は課金にはまる。無料で遊べるものは、毎日ログインさせたり、長時間遊ぶことでアイテムやガチャがひける様になっているので学生がはまりやすい。


「ゲーム依存」は、「プロセス依存」という種類の依存で、自分の行った行動に対して得られた、快感や自己肯定感を得られた経験を脳が記憶していて、同じ体験をさらに求めるために、その行動を止めることができなくなってしまうのだそうです。

 

親の一存だけで、スマホやゲーム機を取り上げる、Wi-Fi環境を無くす等、ネットワーク環境を断絶する、取り上げることは、絶対してはいけないそうです。かえって、固執してしまうそうです。

 

発達障害の子のゲーム依存の治療は、専門家の力を借りることが大事で、発達障害の特性を、親をはじめ周りが受け入れ理解することで、本人が落ち着き、依存の治療が進むそうです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

「お母さん、お誕生日に何が欲しい?」と、息子に聞かれました。

 

「お母さん、馬が好きだから、馬とテレサのカードか、馬とヨッシーのカードか、馬と・・・・」と、言われました。

 

「何が欲しいか」と聞いているのですが、もう息子の中で、プレゼントが、決まっているようです。ゲームか何かのカードがいただけるようです。どうなるか、楽しみです。

 

追伸

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