保育士の卵さんに、お願いしたこと | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。イオンで、スイカぜりーという、スイカそっくりなデザートが売っていました。種は、チョコです。本当に、スイカ味でした。夏っぽいですね。

 

 

リビングの資料を整理していたら、学生さん(保育士の卵の方)に、親として、「自閉症の子に、こんな風に接して欲しい」とお願いしたお話しかの資料が出てきました。

 

≪自閉症の子への接し方のポイント≫ 

 

 (1)  一度覚えてしまったことは、忘れ(抜け)ないので、小さいからと言ってウソでごまかさない。

 

例:その場逃れに、「後でね・・・」という。「後で・・・」と言ったが、後でやらない。これを続けると、信用してもらえなくなる 

 

(2)  子ども一人一人のアセスメントをとる。

 

「子供の言動を、よく見ること」ことが大事。観察、評価をきちっとする。問題行動だけを見るのではなく、その行動の前に何があったのか。起こった後に、周りがどう対応したかを観察すると対応が見えてくる。

 

(3) 「何度注意しても直らないです」は、子どもに問題があるのではない。支援者側の問題です

 

支援者が、その子に理解できるようにこちらの意図を伝えられていない。 例:ダメ!と注意だけしていて、何をするべきかを具体的に言っていない。

 

立たない→座ってください。走らない→歩いてください。

 

(4) 視覚優位な子たちなので、言葉だけでなく、本人にピンとくるもので、見本の動作をして見せる 

 

例:「外へ行こう」と言っても動かない。子どもの外靴を見せて誘う。

   「道路の端を歩いて」でダメなら「塀に沿って歩こう」といって他の子に先に歩いてもらう

 

(5)  一度に、2つの事を言わない。

  

 続けて言うと前の事を忘れてしまう。例:「手を洗ってから、コップを持ってきて」でなく、「手を洗ってね」洗えたら、「コップ持ってきてください」という方が指示が通ります。

 

(6)  早口で、語彙を強くいうと「叱られている」と思って、指示が入らない。

 

 「怖いから逃げよう」という思考になってしまう。「〇〇くん」と名前を呼んで、落ち着いた声で、呼びかける方が指示が入る。

 

(7)  自閉症の子は、相手の気持ちを瞬時に見分けます。

 

不安になったり「どうしよう」と思うのでなく、一緒に楽しむ気持ちを持つといいです。対応に迷ったら、自閉症の子と同じ動作や言葉をかけてみてください。

 

話を聞いてくれた学生さんが、実際の職場(保育園)で、スペシャルニーズな子たちに接する時に、少しでもいいので、思い出してもらえればいいなあと思って資料をつくりました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日は、七夕です。毎年、七夕汁は、作るのですが、メインディッシュを何にするのか、息子に聞かれました。

 

七夕で、お祝い気分なので、「ばらチラシ」にすることにしました。季節の行事に敏感な息子です。

 

追伸

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