LADです。今朝は、比較的暖かったですね。玄関横のプランターのクロッカスが芽を出していました。軒下に入れてあるチューリップも芽を出し始めています。今年は、春が早そうです。
今日は、親の会で企画したオンライン勉強会でした。自閉症の子を持つ親がどう「遺言」を残すといいのかということについて、弁護士さんが説明してくれました。
いろいろな話があったのですが、一番、びっくりしたのが、軽度の障害であれば、軽度の認知症の人と同じ扱いで「遺言書」を、書けるということです。
息子が家族を持つことはないので、普通の相続にはならないと思います。息子が年を取って死ぬ前に、自分の財産をどうしたいかはわかりませんが、本人の意思が尊重される方法があるということが分かってよかったです。
障害のある人が書く「遺言書」とは、内容が複雑な遺言書だと、信用性が疑われてしまうそうですが、「○○さんに、財産全部を相続する」というような感じなら、認められるようです。
その場合は、「自筆遺言」でなく、「公正証書遺言」にして、公証人の立ち合いのもとで書く方がいいそうです。遺言能力があるかどうか、公証人が判断してくれて、内容も間違いがないそうです。
自分たちが、息子に残す「遺言書」については、以下がポイントのようです。
○障害があり、遺産分割についての交渉が出来ない場合、相続の時だけ「特別代理人」がつくそうです。「特別代理人」は、障害のある人が、不利にならなように、公正に交渉に臨みます。
○配偶者や兄妹間で争いが起きないように、親の判断能力が低下する前に、「遺言書」を作成する(前のを破棄して何度でも書き換えられるので、早めに書いてもいい)
○特に、「自筆遺言書」は、どこにしまったか、家族に伝えておく。見つけてもらえなければ、意味がない。
○遺言書の最後に、「付言事項」と言って、自由にメッセージが書けるので、どういう気持ちで遺言を書いたのが、しっかり伝えるといい。これがないと争いの原因になる。
○障害のある子に、不動産は残さない方がいい。不動産は、固定資産税を始め、火災保険料など、お金がかかる。また、マンションなどだと、管理会社の人とのやり取りがなどが必要になる。相続人で共有しないほうがいい。
○障害のある子が、1人で生活するには、いくらかかるのか収支予定表を書いて、具体的な金額を一度だしてみるといいそうです。親がいくら残せばいいのかのイメージがしやすくなるそうです。
「遺言書」を書くといっても、いろいろなことを調べて、準備しないといけないことがよくわかりました。
自分たちの為にに申し込んだ「遺言」の勉強会でしたが、実家の両親にも、今日、教えてもらったことを伝えて、実際に書いてもらおうと思いました。
【今日のいいとこ探し】
会社から帰ってきて、お風呂に入ろうとした息子が、「お母さん、大変だ、パンツに穴があいている!!」と言ってきました。
見せてもらったところ、股の部分が薄くなって穴があいていました。「これは、もう履けないね」といったら、すんなり「じゃあ、捨ててもいいよ」と言ってくれました。
以前なら、捨てることを良しとせず、まだ履くと言い張って捨てさせてもらえなかったので、すごい成長です。すぐに捨てずに、洗ってから、雑巾にさせてもらいます(エコです)
追伸
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