外出先で、自分の身を守る方法を、改めて教えました | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。突然の衝撃的なニュース。何故、日本で、こんな凶行事件が起こってしまったのでしょうか。心が痛いです。お亡くなりになられた安倍元首相に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

ムクゲの花言葉「尊敬」

 

一人で移動することが多い、娘と息子。それぞれに、出先や通勤通学時に、何かトラブルや危ない目に合った時の対処方法を伝えました。

 

娘と息子のタイプが違うので、アドバイスも違いました。

 

≪息子の場合≫ 軽度の知的障害、自閉症

 

〇怖い人や事件現場から、自分の直感で、逃げる

 →見に行かない。「その場から離れる」ことが身を守ることになる。

 →お店に逃げ込み、店員さんに助けを求める。

 

〇電車に乗っていたら。

 →犯人のいる車両、現場から別な車両に移動する。降りる駅で無くても、次の駅で降りる。

 

〇どうしていいか分からないときは、周りの人と同じことをする。

 →みんなと一緒に動くと安全。沢山の中の一人になる。駅員さん、警察官、警備員さんなど、制服を着ている人の言うことを聞く。

 

〇安全な場所から、お母さん(お父さん)へ電話をかけて、状況を報告する。

 →第一は、逃げること。その次、第二に、連絡する。通勤途中なら、会社へも連絡するよう伝えました。

 

○ナイフなどの刃物や金づちなどの、凶器をもっている人が近づいてきたら。

 →持っているカバンやリュックを、犯人の方に向けて、切られたり、殴られたりすることを防ぐ。足止めになるので、犯人にぶつけて逃げてもいい。

 

≪娘の場合≫ グレーゾーン、優柔不断、ADD傾向有

 

〇自分が、若い女性で、背が小さい、弱く見えることを自覚してもらう

→犯人や悪いことをしようとする人は、自分より、弱い人、反撃してこなさそうな人を狙うので、自分がその対象であることを認識してもらった。「自分だけは、大丈夫・・・」は、今の世の中無いことを説明。

 

〇大人に助けを求める。

→大学生もまだ子どもなので、助けを求めれば、必ず助けてくれる。逆に、小さい子やお年寄りから見れば娘は、大人であることを説明。自分にゆとりがあるなら、助けてあげてもいいが、自分第一でかまわないことを伝えました。警察官や駅員さんが、一般の人を助けてくれます。

 

○ナイフなどの刃物や金づちなどの、凶器をもっている人が近づいてきたら。

 →持っているカバンやリュック、傘を、犯人の方に向けて、切られたり、殴られたりすることを防ぐ。

 

〇イヤホンで音楽を聴くときは、音量を大きくし過ぎない。

→聴覚過敏があるので、電車の中で音楽を聞くのは仕方ないが、叫び声や 怒号が聞こえる無いのは、危ないということを再認識してもらいました。

 

〇自分で判断出来ないときは、周りの人と同じことをする。

→周りが逃げ出したら、自分も同じ方向、同じ手段で逃げる。

 

○スマホから、情報を入手する

→TwitterやFacebookなどのSNSから、現場で何が起きたかを知ることができる。

 

○安全な場所まで逃げて、落ち着いたら、親に連絡する。

→テレビなどで、親は情報を得ているので、心配しています。LINEでも、電話でもいいので、無事を知らせてください。

 

以上、防犯対策で伝えたことです。いろいろ教えましたが、使われないにこしたことはありません。

 

【今日のいいとこ探し】

 

テレビ番組が、特番で、いろいろ変更になっていました。見たかったものもありましたが、息子は、荒れることなく、それをじっと受けいれていました。ことの重大さが伝わったようです。

 

また、安倍元首相が亡くなったニュースを見続けることが、辛かったのか、録画した番組に、自分から換えてそちらを寝るまで見ていました。

 

自分で、負の情報から、自分の心を守ったのだと思います。成長を感じました。

 

追伸

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