せっかく買った新しい作業着を着ていなかった息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。昼過ぎに、青空なのに、にわか雨が降ってきて、洗濯物を濡らしてしまいました。天気予報より、雨が降るのが早かったです。

 

5月頭の話です。会社から、「清掃時に着る作業着が、古くなってヨレヨレなので、新しいものを買うように言われた。どうしようお母さん」と、息子から相談がありました。

 

息子の特例子会社は、工場や社屋の中で、一般社員さんや来客の方にも会う機会があるので、身だしなみや言葉使いは、かなり厳しく指導されます。

 

入社4年目の息子、入った時に買った作業着は、確かに襟や袖の汚れがいくら洗っても落ちなくなり、ひざは擦れて、茶色くなってきていました。毎日の清掃を、頑張っている証です。

 

「新しい作業着を買うよう」に伝え、さっそく届いたと報告がありました。しかし、毎日の持ち帰りの洗濯物に、新しい作業着が無いのです。

 

息子に、確認したところ、「会社のロッカーに予備として入れてある」というではありませんか。びっくりです。

 

なんで新しい作業着を着ないのかと聞いたら、もごもごして「穴はあいてないし、いつから着ればいいかわからなかった・・」というではありませんか。

 

会社から、「清掃時に着る作業着が、古くなってヨレヨレなので、新しいものを買うように言われた」と言っていたので、新しいものを買ったら、すぐ着なくてはいけないと、分かっていると思ったのですが、そうではありませんでした。


上記の言葉には、「汚れて古くなった作業着を着て仕事をすることは、止めて欲しい、新しい作業着を買ってそちらを着て仕事をしてください」という意味だと、伝えました。

 

買うのが、目的ではなく、「きれいな作業着を、着て仕事をして下さい」という、意味が含まれていることを説明したら、「そうなのか、だから新しい作業着買ったのか・・・じゃあ、着る」と、納得していました。

 

月曜日、洗濯して会社へもっていった作業着を、予備用にロッカーに入れて、買った新しい作業着(上着とズボン)を、着るように伝えました。

 

「穴が開いたり、すり切れていなくても、薄汚れた服は着ません」と伝えて、襟や袖、ズボンの膝の汚れを見せて、古くなった、ヨレヨレ、薄汚れている状況がどういう状況なのかを、教えました。

 

「ヨレヨレしていない、うす汚れていない、きれいな服を着ていると、かっこいい大人に見えるよ」と、念押ししておきました。

 

会社に言われて買ったのだから、新しい作業着を着るのが当たり前だと、母は思っていたのですが、息子には通じていなかったようです。もっと早くに、気づけばよかったです (-_-;)

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子でなく、自分のことです。

 

ずっと伸ばし続けていた髪を、ヘアドネーションしました。美容院でカットしてもらったのですが、ボブカットになったのは、中学生以来です。

 

 

乳がんを患った友人がいます。円形脱毛症で悩んでいる知人のお子さんがいます。その人たちにとって、医療用のウィッグが、とても勇気をくれたことを知りました。

 

31センチ以上あれば、白髪やうねり、切れ毛があっても大丈夫とのことなので、今回思い切って協力しました。

 

美容院で、写真のように、髪を束に縛ってカット、ゆうパックで送るだけなので、とても簡単でした。送り先は和歌山市社会福祉協議会と、JHD&Cさんが、ソーシャルコラボしている、和歌山刑務所内にある白百合美容院を選びました。

 

コロナ禍で、人とのつながりが希薄で、何も出来ない無力感や閉塞感に心を痛めていました。誰かのために、ちょっと勇気を出してみようと思ってヘアドネーションに挑戦しました。

 

追伸

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