学校卒業後の長い長い生活を充実させる | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。朝は、台風のような暴風雨でした。午後からは、すっかり晴れて、暑いくらいになりました。明日からは、暑くなるそうです。梅雨入りも早そうですね。

 

高機能だけでなく、成人のお子さんをお持ちのお母さんから出て盛り上がった話題で、「学校卒業後の余暇について」があります。

 

養護学校やサポート校、専門学校や大学といった、学校を卒業した後の長い長い生活を、どう充実させるのかという話になりました。

 

大人になると、昼間は、事業所や会社に行って過ごしていますが、平日の夕方や休日は、家で過ごすことになります。学生時代のような、放課後デイサービスの利用ができなくなるからです。

 

仕事をしている親御さんは、この点要注意です。

 

福祉事業所は、3時、もしくは4時には終わって子どもが帰ってきます。「生活介護事業所」は、送迎がありますが、「就労継続A・B型事業所}、「就労移行支援事業所」は、送迎は原則ありません。なので、送り迎えの時間も考えないといけません。

 

福祉サービスとして使えるのは、以下だけです。どちらも、利用に時間制限があるので、毎日使うことは出来ません。

 

移動支援(ガイドヘルパー)を使って、事業所へ行ってもらい、買い物や散歩、公共交通機関を使って家まで帰ってくるなどで、時間をつぶしながら、家まで送ってもらうそうです。

 

「日中一時支援」を利用して、事業所で預かってもらうことができますが、大人の預かれる事業所は、少ないです。

 

あとは、福祉サービスでなく、障害者の余暇支援をしてくれる、ボラティア団体などを探す方法があります。聞いた話ですが、以下のような団体やサークルがあるそうです。家の近くで、行けるところを探して、余暇を充実させましょう。

 

水泳、トランポリン、サッカー、ダンス教室、ボッチャ、フリスビー、絵画教室、ギター教室、和太鼓、ウクレレ、お料理教室、自治体の障害者余暇サークルなど、多岐にわたります。

 

親が付き添わないと行かれないところがほとんどですが、障害特性に理解のある指導者の方が、ボランティアの方と一緒に、丁寧に指導してくれます。有料か無料なのかは、主催者さんによります。

 

あとは、家で過ごす内容を充実させましょう。ゲームをしたりYouTubeなどの動画を見るだけでなく、絵を描く、漫画を描く、アイロンビーズを作る、パソコンを使う等、受動的でなく、自分だけで、手を使って出来るものがあるといいですね。

 

それから、家事を「余暇」にしてしまう。洗濯機を回すとか、食器洗い、掃除機をかけるなど、家族の一員としてできることを、障害があっても担ってもらいましょう。

 

料理を趣味にしてもらって、好きなもの、食べたいものを自分で作って食べてもらう。家族の分も作れるようになれば、母の家事が減りますし、「ありがとう。助かるわ」と、褒めることができます。

 

これらのことは、大人になっていきなりできるようになるわけではありません。出来れば、小さいころから、種まきで、親子で、いろいろ挑戦してみることが大事だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が会社に行ったあとに、机の上にあった体温計、爪削り、耳かき、眼鏡です。

 

 

体温計は、毎朝、コロナ対策で検温します。爪削りは、やはり仕事に影響するので、結構まめに使っています。爪切りは、自分で適切に切るのが難しいので、この電動削り器は、重宝しています。

 

衛生面のことが、自分でできることは、自立に向けた大事なスキルだと思います。

 

追伸

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