LADです。今日は、ラストのタケノコで、タケノコと春キャベツの中華風炒めを作りました。きんぴら、若竹煮、タケノコご飯、どれも美味しかったです。春の食材満喫でした。
自閉症の子どもは、時に、周りを困らせる、問題行動をします。
本人のこだわりからくる問題行動に、周りが振り回されると、親は、とても大変だし、周りに謝ってばかりで、メンタルを病んでしまいます。
困った行動(本人も困っている行動)を、何故するのかを、よく観察します。どういう場面で、誰に向けて、何のために、その行動をとったあと、本人が得することがあるかどうか等です。
観察の結果、何のためにその問題行動をするかのかが、わかったら、代替えになる行動を教え、本人の安定を図りつつ、周りに影響のない行動にスライドさせていきます。
例としていくつか挙げてみます。実際に、スライドがうまくいったケースです。
○嫌なことがあった時に、自分の手を噛む自傷がある。
→手首に厚手のサポーターをして、嫌な時は、そちらなら噛んでいいことにした。また、嫌なことがあったら、その場から逃げていい、安全な逃げ場を教えた。支援級の横の倉庫部屋に入っていい。
○嫌いな子、近寄ってくる子、泣いている子を突き飛ばす
→近寄る子には、「来ないで」という言葉を教えて、突き飛ばすのでなく、手を前に突き出して拒否を伝える方法を教えた。泣いている子がいたら、自分が部屋を出る。トイレに行くと言って部屋をでる。イヤーマフをつける。
○食べたくないものを床に捨てる、投げる
→食べたくないものは、当面は出さない。代わりの食材でおぎなう。食べたくないものを入れる、お皿を用意。食べたくないものだとわからないように、すり下ろしたり、中に包み込んで出す。ニンジンをすりおろしてホットケーキに入れる。チーズをハンバーグに入れてこねて焼く。
○つば吐き
→嫌な時に、唾をはくと相手が必ず、嫌がって逃げるとというご学習をしてしまっているので、相手に来てほしくない時は、上記のように、拒否する言葉や、動作を教える。先生や大人にヘルプを出せば、必ず助けてもらえるという経験を積ませる。つばを吐きそうになったら、ハンカチやタオルを口に当てることを教える。
○石や土を食べる(異食)
→口内刺激が欲しいなら、ガムやアメを食べさせる。大人用の噛みつきグッズも、海外製品なら、色々出ています。石などは、口に含むだけなら、心配ありません。土も、食べても、腸を通過して、翌日でてきます。
→石や土を食べると、お母さんが飛んできてくれると、誤学習している可能性があるので、慌てないで、冷静に「汚いので、石を口から出します」といって、出してもらいましょう。
以上が、実例です。
困った行動(問題行動)を、子どもがやらなければいけない理由、気持ち。その行動をすると得られるものを洗いだします。次に、代替えのものを提案して、正しい行動、目立たない行動へ移行していくといいと思います。
新しい行動によっても、自分が満たされることがわかれば、他の行動や変化を受け入れやすくなります。
親や支援者の言ったことに従ったことで、自分の望むものを手に入れたりを、安心できることが他にもあることを経験すると、次からは、親や支援者のヘルプを受け入れやすくなります。
【今日のいいとこ探し】
朝の5:45に、会社に行くために、家を出た息子。5分もたたないうちに、家に帰ってきて、作業着のズボンが無いというではありませんか。
駅に歩いていく途中で、作業着の袋の中を確かめて、ズボンの入れ忘れに気が付いたようです。
先日、作業着のトートと間違えて、違うトートをもって会社にいってしまい困った経験を、ちゃんと生かして、家を出てすぐに、確認したようです。失敗から、きちっと学べていますね。
追伸
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