息子に謝罪の仕方を教える | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、みぞれ交じりの雨が、朝から降っていました。午前中から、電力の供給に不安があるとのことで「電飾需給ひっ迫警報」が、出ていました。

 

我が家でも、出来ることをしようということになり、浴室の衣類乾燥を止め、リビングで食事をする以外は、エアコンを使わないようにしました。みんな、カイロを貼ったり、襟巻をして、部屋の中で厚着をして過ごしました。停電しなくてよかったです。

 

以下、長文です。

 

昨日の妹との大喧嘩の続きです。朝、娘から、「お兄ちゃんの謝り方に納得がいかない。きちっと謝って欲しい」と、話をされました。息子は、朝5:45に、家を出てしまっているので、帰ってきてから謝ってもらうことになりました。

 

帰り駅まで迎えに行き、「謝罪の仕方」について話をしました。妹に対しては、謝罪をする以外に、お詫びの気持ちで、娘の好きなお菓子を買って帰ることにしました。

 

謝罪の仕方を、息子とシミュレーションしました。

 

1)食事の時に、妹が1階に降りて来た時に謝る。テレビがついていたら、その時は消す。

 

2)「昨日は、絵が下手くそだ・・・と言ってごめんさない。見せてもらった絵は、上手でした。もう、嫌なこといいません」と、謝る言葉も考えました。

 

3)妹の正面に立って、頭を、90度までしっかり下げて、妹の返事を待つ。

 

4)妹が許してくれて「許してくれて、ありがとう。これお詫びに買った来たので食べて・・・」と言ってから、買って来たお菓子を渡す。

 

この方法で、娘にきちっと謝罪をすることが出来ましいた

 

しかし、謝罪が終わった後に、「くそ~、嫌なこというやつはこうだ!」と言って、持っていたペンを投げつけ、暴言を吐いたではありませんか。娘もビックリです (;゚Д゚)

 

なぜ、そんなことをしたのか、息子に聞いたところ、「妹への謝罪の前に、母としていた、テレビアニメの話で、自分が嫌な気持ちになったので、そのことについて、お母さんに謝ってほしかった」というのです。

 

まず、母が言ったことに対して、謝罪をしてから、息子の謝った後の態度について、指導しました。

 

謝罪の後に、今のように、大きな声で、暴言を吐いたら、「謝られた方が、〇〇が、真剣に謝ったとは、絶対思わない。むしろ不快になる」ということを説明しました。

 

謝罪の後に、「乱暴な言動は、絶対しない」、「嫌な気持ちを、口に出して独り言を言わない」ということを、約束させました。

 

真摯な謝罪は、とてつもないスキルが必要だということがわかりました。娘も、最初は、びっくりして、また号泣してしまいましたが、兄の障害特性からくるということと、母が、かなり真剣に指導したので、気持ちがおさまったそうです。

 

兄からのお詫びのお菓子も効いたようです。これで、兄弟間のしこりは、無くなったと思います。今日も、とても疲れた兄弟ケンカの仲裁でした。

 

【今日のいいとこ探し】

 

色々あった息子ですが、寝る前には、すっかり機嫌を直して、大好きなプリキュアのお手玉を、「いい場所見つけた・・・」と言って、JRコンテナ型の駅弁入れに、詰めて、2階へ持っていきました。

 

 

「ちょうどぴったりの入れ物だ。やったー!!」と、嬉しそうでした。気持ちの切り替えが、うまくできてよかったです。

 

追伸

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