自閉症の子にわかる指示は「絵に描ける」~抽象的でなく具体的に~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、ひな祭り。お雛様は、出しませんでしたが、生チラシ作りました。ハマグリのお吸い物付き(ただし中国産です・・・)

 

 

昨日のグレーゾーンの人たちにわかりやすい指示については、一例だけをあげました。

 

療育の先生から、言われたのは、「自閉症の子への指示は、絵に描けるかどうか」ということです。

 

どういうことかというと、以下のように、抽象的でなく具体的に、絵に描けるように言わないと、自閉症の子には、わからないというのです。

 

形容詞や形容動詞は、絵に描けないので理解が難しいということです。

 

昨日のケースも、「メンバーの名前を全部上げる」とか、「〇〇君という彼氏がいる」と、絵に描ける(子どもがイメージできる具体例で)説明をするようアドバイスしました。

 

≪言い換えの例≫

 

×きれいに、片付けなさい

〇おもちゃを、全部箱に入れなさい。

 

×早く、学校に行きなさい

〇8:00までに学校に行きなさい

 

×何やってんの、ダメじゃない

〇走らない、歩きましょう

 

×いい加減にしなさい

〇お母さんは、〇〇君がご飯を床に投げたので怒っています。

 

自閉症の子は、親や支援者が怒っているというのは分かるので、「ごめんなさい」とは、条件反射で言いますが、どうすればいいかを具体的に教えないと、また同じことを繰り返します。

 

こちらが言ったことに対して、期待する行動をしない時、「分かっていない、さぼっている、反抗している」のではなく、「どう行動すればいいか、本人が理解できていない」と、思ってください。

 

息子は、数字に強かったので、時計の時間を覚えてから、スムーズに行動ができるようになりました。また、「動作の模倣」が早い時期からできたので、親や妹が正しい行動をして、それを見てもらい息子に理解してもらうという方法も取れました。

 

お子さんによって、理解力が違うのですが、「絵に描ける」指示というのは、一つの目安になると思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子の仕事帰りに、待ち合わせをしました。息子は、昨日の宣言どおり、駅前のスーパーで、お刺身選んでくれました。

 

雛ちらしセット(錦糸卵、桜でんぶ、とびっこ、いくら、蒸しエビ、刻みアナゴいり)と、鯛のお刺身セットにアジの刺身です。いいチョイスで、母の手間が少なくて済みました。

 

4人前には、量が少し足りなかったので、刺身の切り落としと、なんちゃってカニカマとアボガドを足しました。おいしかったです。

 

追伸

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