親の意識のハードルを、ぐっと下げてみる | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。先日、自作の植木鉢に寄せ植えをした時に、吊り下げられるリース型植木鉢にも、寄せ植えをしてみました。今は、こじんまりと、植えられていますが、どんどん大きくなって溢れるようになっていく予定です。育てる楽しみが、あります。

 

 

就学前のお子さんをお持ちのお母さんから、朝ご飯を食べるのに時間がかかる、何度教えても靴下の右左を間違える、トイレトレーニングがすすまない、お箸が使えない(使いたがらない)など、どう子どもに教えればいいのか分からないと相談がありました。

 

出来ないお子さんを目の前にすると、イライラしてしまうのが、自分でも嫌だとおっしゃっていて、もうすぐ就学を控えていて、気持ちが焦っているのが、とてもよくわかりました。

 

個々の事案について、それぞれ工夫できることがあります。

 

○朝ご飯を食べるのが、本当に遅い

 →親が食べて欲しい量や料理を用意するのでなく、子どもの好きなもの、食べやすいモノを少量でいい。1日トータルで、野菜やたんぱく質をとれればいいと、割り切る。例、おにぎり2個。菓子パン1個

 

○靴下の左右を間違える

 →揃えると、絵になる靴下にする。左右どちらを履いても大丈夫な靴下にする。予備も含めて、全部、左右の無い同じ色の靴下にする。

 

○トイレトレーニングがすすまない

 →親に時間と気持ち的ゆとりがある時は、トイレトレーニングをするが、時間の無い時、ゆとりがないなら、紙パンツ利用も良しとする。視覚優位なので、知育ビデオやYouTube、シマジロウを使う。幼児用便座や踏み台などを使う、トレパンを本人の好きなキャラにして濡れるのが嫌だと思わせる等。

 

○お箸が使えない

 →エジソン箸など、トレーニング箸を使う。握今は、まだ使える時期でないとして、握り箸やスプーン、フォークでよしとする。

 

お子さんによって、どういう支援が合うのかが分かりませんが、様々な方法があることを、お伝えしました。イキナリ出来るようになるわけでなく、スモールステップで進めて、成功体験を積むように伝えました。

 

片付けを例にとると、積み木を、20個しまうことが出来なくても、1個でも、箱に入れたら「お片付けでできたね」と、褒めて終わる。

 

次の日、「お片付けしよう」と誘って、2個しまえたらそれで褒める。3、4個としまえる積み木が増えていけば、最後には、片付けが出来るようになります。

 

アドバイスとして、伝えたのは、親御さんの「○歳なのだから、○○が出来ないといけないという意識のハードルを、ぐっと下げてみてください」ということです。

 

親の気持ちが楽になります。親がイライラせず、落ち着いていると、子どもも、ゆったりとした気持ちになり、こちらの指示を受け入れやすくなります。

 

スペシャルニーズな子達は、それぞれに苦手なことがあります。定型発達の子より、ゆっくり成長していきます。

 

他の子と比べるの無く、自分のうちの子が、半年前、1年前より、出来ることが増えたなあという目線でみてあげられるようになるといいですね。

 

【クスっと、コーナー】

 

寒ブリ漁の定置網に、サバが沢山かかってとれていると、夕方のニュースでやっていました。

 

ニュースキャスターが、ダジャレで、「サバが定置網に、サバーといっぱいかかったんですね」と、言いました。

 

それを聞いていた息子が、「この中で生き残ったサバがいたら、それが本当のサバイバルだね」と言っていました ( ´艸`)

 

追伸

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