自閉症の人の触覚の特徴~マスクをつけてもらうには~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風一過ですが、暑くなりすぎず、爽やかな青空になりました。家の中に避難していた、植木鉢やプランターを外へ出しました。家周りを点検しましたが、枝が落ちたり、隣の家に、よりかったりしていなくてよかったです。

 

書ききれなかった勉強会の続きの話です。自閉症独特の感覚に一つに、「触覚」があります。

 

指にまとわりつく感覚のモノは、ダメな人が多いです。小さい頃だと、濡れた砂や泥。カップに入って蓋がしてある、ヤマトのりなどがあげられます。

 

大きくなってもダメなものに、水が顔にかかったり、服が濡れるなどで肌にくっつくことです。料理で、ハンバーグが作れない、おにぎりに朝巻いた海苔ベタベタになるので、持てなくて食べられないなども「触覚」の問題です。

 

息子の小学校は、1年生だけはヤマトのり使用というルールがありました。やはり全く触れず、お願いして、スティックノリを使わせてもらっていました。

 

指の感覚の問題は、ゆくゆく「仕事」にかかわってくるものなので、本人が納得するかたちで受け入れられるようにしていくことが大事だそうです。

 

手の衛生を保てないと仕事ができません。さかむけや、あかぎれなどで血がでてしまうと、製品や商品を触ることは出来ません。手荒れがひどくなれば、痛みで仕事ができなくなります。

 

なので、手にクリームを塗ったり、絆創膏を貼るなど、手のケアの方法を、学んでおくことが必要になります。

 

ヤマトのりなら、のりを使った後に、ティッシュやハンカチで拭く。手を洗いに、水道に行くなど、どういう風に対応すれば、指の不快感を軽減させられるのかを教えていくことが大事だそうです。

 

靴下を履きたがらない子も多いですが、自閉症の人は、皮膚の感覚が敏感なので、その感覚を邪魔するものは、身に付けたがらないという特徴があります。

 

「マスクが出来ない」というのも、耳にゴムがかけられない、頬に何かがあたることが苦手な子の「触覚」の問題だと言われています。

 

ですが、コロナ禍ですので、最初から出来ないとしないで、1回拒否されても諦めず、受け入れてくれるまで、時間をかけて接していくことが大事だそうです。

 

苦手だという、自閉症の人の気持ちを受け入れながら、「学校(職場)に行くときだけは、マスクをしましょう、家に帰ったら外していいです」という風に、「ここでは、こうします・・」という場面での切り替えで、受け入れをしてもらうといいそうです。

 

今回の勉強会では、自閉症の人に、生きるために必要なものを受け入れられるように、過敏があるからと避けてばかりいてはダメで、受け入れてもらえるように、自閉症の特性を理解しながら、周りが工夫をすることの大切さを学びました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

自分専用のカメラを持っている息子。最近、自分で撮ってきた写真の説明を、詳しくしてくれます。

 

今日の羽田空港で一番の写真だそうです。スカイツリーとJALの飛行機です。狙って撮った写真だそうです。電車以外にも、楽しめるものがあってよかったです。

 

 

 

追伸

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