自閉症の嗅覚過敏の特徴と対応 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風14号、すごい暴風雨でしたね。夜中の3時に雨音で、目が覚めました。昨日のうちに、台風対策していて正解でした。

 

気温が下がってきたので、多肉植物の植え替えをしました。伸びてしまった先を切って挿し木したり、先日ウォーキングの途中で買った新しい鉢植えも足して寄せ植えしました。緑に、癒されます。

 

 

昨日の勉強会の続きです。嗅覚過敏がある自閉症の人も多いそうです。我が家は、家族全員、嗅覚過敏があります。

 

息子は、食べものの匂いをよく嗅ぎますし、銀杏の匂いが嫌いで、校外実習先の工場がイチョウ並木の先で、危うく工場に行くのを止めようとしていました。その時は、いい匂いの薫るマスクをして乗り切りました。

 

娘は、土の匂いが嫌だから公園に行かないとか、日焼け止めスプレーの匂いが嫌とか、よく文句をいっています。母は、柔軟剤の匂いが気にいったものでないと、服が着れません。主人は、たばこの匂いに敏感で気持ち悪くなります。

 

消臭剤のファブリーズは、必須アイテムです。

 

勉強会で、嗅覚過敏についての事例を聞きました。

 

小さい頃、添い寝の時にお母さんの髪の毛の匂いを嗅ぎながら寝ていた子が、他の女の人は、シャンプーが違うので、髪の匂いが違うと気が付いて、匂いを嗅ぎにいってしまって、痴漢と間違われたとう話を聞きました。

 

よその家に遊びにいって、トイレや冷蔵庫の匂いを嗅ぎに行ってしまって、その家の人に嫌がられたりするケースもあるそうです。

 

また、地下鉄のトンネルの匂いは、それぞれ違うと言う自閉症の人がいたり、買ってきたものの匂いを嗅いで、どこのスーパーへいったかわかるとか、独特の感覚を持っている人が多くいるそうです。

 

嗅覚過敏からくる行動で、周りが不快に思う行動は、止めさせないと困ります。禁止するだけでなく、どうすればいいかを具体的に教えましょう。

 

髪の毛の匂いを嗅ぎに行ってしまう人には、トラブル回避のため、家族以外の人には、手を伸ばして届かない距離までしか近づいてはいけないと教える。

 

自分のわきの下や陰部に手を入れて匂いを嗅いでしまう人には、人前ではやらない、1人の時はOKにする。手を入れたあとは、手を洗うことを教えます。

 

嗅覚過敏は、生理的なものなので、なかなか対応が難しいことがわかりました。

 

自閉症の人は、、自分の記憶と経験に基づいて生活をしているという大前提があります。

 

昨日の偏食もそうでしたが、自閉症の人は、基本的に、人を頼らない、周りの目を気にしないで、自分の感覚を優先して生きています。なので、経験が偏っていると、たいへんなことになります。

 

最初から、出来ないやらないではなく、出来るだけ、色々な経験を積ませてあげる必要があることがわかりました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕飯タコ焼きにしたのですが、息子が、余ったポークビッツに爪楊枝を刺して、焼き鳥のようにしたポークビッツ焼きをオリジナルに作って食べていました。

 

妹が、うらやましそうに、「1つちょうだい」といったら、「いいよ」と、さっくり分けてくれました。優しいお兄ちゃんです。

 

追伸

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