登下校の付き添いから、自立登下校へ向けてやっていくこと。 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、35度に迫る暑さの上に、光化学スモッグ注意報がでました。外に出ると、息苦しかったです。

 

今日は、オンラインで小学生のお母さん達と、話をしました。登下校時の付き添いと自立登下校についての相談がありました。

 

お子さんが、登下校についてきて欲しいといっているので、毎日、朝と放課後付き添っているのだが、いつまで付き添えばいいのか。どのタイミングで、自立登下校に、していいのか分からないということでした。

 

現在は、10mほど前を、お子さんが歩いて、その後ろをお母さんがついていく状況だそうです。途中で、犬にあったり、急に大声を出されてびっくりした時など、お母さんの所へ、逃げてくるそうです。

 

自立登下校へ向けて、やっていくことについて、挙げてみます。

 

〇交通安全のルールを理解して、実行できるようにする

 →親が居なくても、信号を見て、または、信号がなくて、安全確認をして横断報道を渡れるか。歩道から、車道にはみ出ず、歩けるか等。

 

 →これが出来なければ、自立登下校は、無理です。

 

〇苦手なことや、ハプニングにあったときの対処方法

 →苦手な犬が前から来たら、道の反対側に行ってやり過ごす。飼い主さんに、「僕犬が苦手なんです。抑えていてください」と、お願いする等。具体的に、対処方法を教えていきましょう。

 

〇困った時に、誰に、どのタイミングでヘルプを出すのかルールを決める。

 →スマホや携帯電話をもっていいなら、親へ連絡してこれるようにする。持っていないなら、この公園までだったら、家に戻る。この公園を過ぎてしまったら、学校へ急いで行って、先生にヘルプを出す等、具体的に決める。

 

〇スモールステップで、親離れするようにする

 →いきなり、1人で行きなさいでなく、今週は学校の10メートル手前で、バイバイ。「来週は、手前の信号のところまで、お母さんいくけど、そこから先は1人ね」と、いう風に、予告をしながら、ちょこっとづつ、距離を伸ばしていきましょう。行きなのか、帰りなのか、モチベーションの高い方からにしましょう。

 

〇子どもに、学校は、親の付き添いなく1人で行くものだと説明する

 →交流級のクラスメイトや自立登下校している支援級の先輩などの様子を見せながら、ゆくゆくは、1人で学校に行けるようになって欲しいと親から、きちっと説明する。親が、学校まで送るのが当たり前と思っている場合もあります。

 

子どもが不安がっている時は、無理に離れなくていいと思います。一緒に付き添って学校へ行く間に、子どもは色々なことを学び、経験も増えていきます。

 

子どもは、トラブル回避のスキルがついてくると、親を必要としなくなっていきます。また、小学校高学年になってくると、思春期の入り口で、親離れをしたいという気持ちも出てきます。

 

そのタイミングで、自立登校下校をすることを、子どもに宣言し、その日がいつなのかを、はっきりと示してあげましょう。例、「3年生になったら一人で学校いこうね」、とか、「10歳のお誕生日が来たら・・・」

 

お子さんの性格やこだわりの強さなので、対応は違います。どういう風になって欲しいかをよく考え、親もイメージしておくことが大事だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が、寝る前に、印刷していたものです。自分で、夢の路線を考えて、それを企画書のように、Wordを使って作っていました。

 

 

「ホテル三日月号」という架空の電車が、京葉・武蔵野線を走るという設定で、車両は、E〇〇系を使うとか、どの路線を走るとか、快速の一部を特別快速に格上げするなど、自分の希望で絶対ありえない「夢の路線」を作り上げていました。

 

素晴らしい創像力です。

 

 

追伸

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