LADです。今日は、最高気温32度、セミが沢山鳴き始めました。ご近所の小学生が、学校から朝顔の植木鉢を持ち帰ってきていました。いよいよ、夏休みですね。
小4の支援級在籍のお母さんから、夏休みの宿題をさせるのに、毎年苦労するので、どうしたらいいかという相談を受けました。数年前のブログに載せたものを元にしたアドバイスをしました。
○宿題の量を、先生に頼んで減らしてもらう。多すぎるとやる気がなくなります。
→支援級なら、宿題を減らしてもらうことも可能なはずです。ポスターや作文、書道など、どれか1つに絞り、得意なモノ、簡単なモノにして、負担を減らす。
○まず、親が、出た宿題の「内容・量」を把握する。
→子ども任せせずに、終了式の日に、全部机の上に出して、並べて親子で確認する。目で見て確認できると、「これだけあるのだから、毎日やらなきゃ・・・」と、子どもも納得します。親は、宿題に必要な画用紙や作文用紙を買うなど準備ができます。
○宿題をやる、スケジュールを立てる。量と〆切の確認。やる日を分かりやすく提示する。夏休み帳にカレンダーがついていれば、それを利用する。
→漢字ドリルは、30枚あるから、1日1枚。わかりやすく、日付を鉛筆で書いてしまう。ポスターは、〇月〇日に、お母さんと描く等
○「一人で出来るもの」と「親が手伝わないと出来ないもの」を分ける。
→国語と算数のプリント、本を読むことは、1人で出来るので任せる。ポスターや工作、習字などは、親が手伝う。手伝う日を決める。
○子どもが考えるものは、自分ができること・モノとは限らないので、親が子どもが出来ること、興味を引くものを、お膳立てする。
→自由研究なら、工作キットや化学実験セットを買う。植物や昆虫の成長を写真で撮る観察日記などは、やった感はあるし、見栄えもいいです。読書感想文も、読みやすい本、感想が書きやすい本を選らぶ。
○読書感想文
→何を書いたらいいのか、皆目見当がつかないもので、自閉症の子にとって、苦痛の宿題です。やらなくていいなら、はずしましょう。
→全員参加なら、読みやすく、書きやすい本をチョイス。最低限の字数でいいとしましょう。800字~1200字なら、800字でOK。
→読み終ったら、「どの場面が面白かった?主人公と一緒にやってみたいことあった?この場面○○だったらどうした?」などと、作文にかけそうな質問して、それを書き留めておき、書くときのヒントや、最後の〆に使います。
→下書きを嫌がって、ぶっつけ本番に作文用紙に書く子も多いです。とにかく嫌なのですから、多少文章がおかしくても、OKにしましょう。
○書道
→自閉症の子、嫌いな子多いですね。我が家も、母の言う通りには、絶対書かないので、毎年ケンカ腰になり、修羅場と化してました。嫌なものは、しょうがないので、うまくても、下手でも「5枚だけ」とか枚数を決めて取り組む。
→紙には、名前をかく部分、文字1文字づつ、折り目をつける。これで、1文字のスペースが分かりやすくなって、ずいぶん負担が減りました。名前の部分まで書いてしまうので、色付きの紙で名前部分を隠しておく。
→実物大のお手本を書いて、右側に並べておく。書きながら、すぐに見て確認できるのがベスト。名前のお手本は、左側に置く。
→学校から、紙指定(2枚だけもらってくる)がある場合は、同じサイズの紙を沢山用意する。沢山の中から、良いのを選べる。
→汚れを気にする子が多いし、親も墨が付いたらどうしようとイライラしがちになるので、汚れていいカッコ、墨こぼれていいように広い所を準備しておく。ビニールシートを引いて、さらに新聞紙でこぼし対策しましょう。
○ポスターや絵画
→下書きを、ポスターサイズでなくていいので描く。色鉛筆やクーピーなどで、色つけもしてイメージをもってもらう。ポスターは、文字が目立つような配色を提案する。
→下書きの鉛筆線を消さない子が多いので、親が消しゴムをかけてから、色を塗ってもらう。
○工作、自由研究
→工作は、1人で作るとなかなか取り組まないので、兄妹や親も一緒に同じものをつくるといい。簡単ものでも、色や素材をかえて、沢山つくるとばえる。
→自由研究も、インターネットで検索すると色々出ています。親が調べて、自分の家の子が興味をもちそう、負担にならず簡単にできるものをいくつか選んで、それを子どもに見せて、その中から、やりたいことを選らんでもらう。自分で選ぶと、モチベーションがあがります。
○ご褒美を用意する。
→やりたくないものは、しょうがないです。少しでも取り組みやすくする工夫の1つだと思います。今日の分の宿題が終わったら、ゲームしていい、外出していい、YouTube見ていい等でもいいですし、長期的にみて、夏休みの宿題おわったら、家族旅行とか大好きな特急列車に乗りに行こうでもいいと思います。
○宿題が終わらなくても、途中でも、「始業式までに先生に連絡しておけば問題ない」と、伝えておく。
→宿題が終わっていない、完璧に出来ていないから、学校へ行きたくないと、不登校になってしまう子が、毎年一定数います。
→自閉症の子は、「1か0」かなので、途中までしかできていないことが許せません。夏休み最後の週は、新学期準備で、学校に先生がいるので、先生に電話して、「宿題ができていなくても大丈夫。学校へおいで・・・」子どもに話をしてもらうのも手です。
以上が、宿題のことです。
あと、宿題ではないですが、家事を手伝ってもらうのもいいですね。時間があるので、洗濯機回しや洗濯物たたみ、風呂や食器洗い、お料理などに挑戦してもらいましょう。買い物から一緒にやってもいいですね。YouTube動画に、お料理や掃除の手順が載っています。
今年の夏休みは、コロナの関係で、プールやキャンプなどのイベントが無いので、家で過ごす時間が沢山あると思います。
何かやることがあるほうが、自閉症の子は、落ち着きます。親が、毎日、宿題やお手伝いをセッティングすることが、子どもの安定につながると思います。
【今日のいいとこ探し】
明日の午後、会社に、見学で、養護学校のお母さん達が来るそうです。そこで、先輩社員として、話をするそうで、緊張していると教えてくれました。
入社3年目、先輩としての仕事を任されるようになったことが、親もうれしいです。
追伸
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