自閉症の子の「音」への反応 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。先日の私の誕生日に、主人が馬のフィギアを買ってきてくれました。感激です。葦毛に青鹿毛のハンサムな牡馬です。さっそく、台所の出窓のメンバーに加えました。

 

 

オンラインの勉強会で、自閉症の子の「音」への反応について、興味深い話を聞くことができました。

 

音には、2種類あって、「人の声」と、「機材を通した音」です。

 

そのうち、自閉症の人は、「機材を通した音」、すなわちテレビやYouTube動画、CDやテープなどに、直ぐ反応します。これは、いつも同じ音、声を、自分の好きな時に聞けるから、安心な「音」なのだそうです。

 

それに比べて、「人の声」は、ボリュームを絞って、聞かなくする方法が使えません。拒否が出来ない、苦痛を感じるのだそうです。いつ、どこで、突然話しかけられるかわからないという見通しの立たなさが、「人の声」にはあります。

 

また、幼児期の2歳前後に起こる、自閉症スペクトラムの特徴である言葉の消失にも「人の声」が関係があるそうです。

 

先生の仮説ですが、2歳くらいになると、行動範囲も増えて、しつけのために、親が子供の行動を制止したり、叱ったりし始めます。

 

楽しく遊んでいるのに、突然、「お片付けよ」や「早くして・・」など、何をどうすればいいのか、自閉症の子には、抽象的で理解できない、きつい言葉の指示を、親から沢山だされます。

 

その結果、自分の心地いい時間を、不快に邪魔するのが「人の声」だと気がつきます。その嫌な「人の声」を無視する、自分も使わないという事態がおこるため、言葉の消失が、2歳前後に起こるのではないかというのです。

 

「機材を通した音」は、命令や不快な指示はしません。なので、受け入れるのです。

 

2歳を過ぎて、成長すると、「人の声」も受け入れられるようになっていくそうです。

 

息子も、定型の自閉症なので、2歳前後に、言葉の消失がありました。歩き始めて、目が離せず、興味があるものに突進していくので、禁止の言葉は、沢山言ってしまいました。

 

でも、息子は、今、「もうしゃべられなくていいよ」というくらい、話をします。

 

自分から発信した言葉に、周りの人が動いてくれるという成功経験。相手の言っていることを、よく聞き理解することで、自分が得るものがあるということも経験で知っています。

 

息子、成長しました。 

 

【今日のいいとこ探し】

 

コロナワクチン1回目を打った息子。今日は、ゆったりと家で過ごしました。やはり、左腕が痛く、上に手をあげることが出来ないと言っていましたが、ゲームをしたり、絵を描いたりのんびりしていました。

 

途中で、2回ほど昼寝をしていたので、やはり倦怠感とかあるのかもしれません。夕方、37度台後半まで、体温があがったので、念の為、解熱剤を飲んで、早めに寝てもらいました。

 

親の指示通りに、薬も飲みましたし、寝るのも早めに寝てくれました。明日は、朝、熱が無く、本人が会社に行けるというなら、行ってもらおうと思います。

 

気持ちが、会社に行くのは無理といなら、無理させず、お休みにしようと思います。

 

 

追伸

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