自閉症の人にとって、わかりやすい仕事とは? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、久しぶりにお天気がよかったので、マクラカバーや大物の洗濯、午前中、3件の買い物に、午後は、娘の通院と買い物、なんだか、あわただしい1日でした。夕飯の後、リビングで寝落ちしてしまいました・・・( ̄_ ̄ i)

 

娘は、テイクアウト用の寿司を作るお店でバイトをしています。得意なのは、握りずしを作ること。苦手なのは、チラシ寿司だそうです。

 

何故かと聞いたら、握りずしが、シャリに、刺身を載せていけば完成するけど、チラシ寿司は、シャリの量が、よくわからない。折詰の線までシャリを入れるというけど、教える人によって、微妙に違う。

 

折詰によって、それぞれシャリの規定量が決まっていて、本当は、計っていれれば、間違いがない。でも、いちいち計っていると、時間がかかるので、目分量で入れることになっている。娘は、それが苦手なのだそうです。きっちり計りたいと言っていました。

 

娘には、将来、仕事を決める時に、「曖昧な基準で自分で判断しないといけない仕事は選ばない方がいいよ」と言っておきました。

 

自閉症の人もそうだと思うのですが、一目見て終わりがわからない、基準があいまいで、カンに頼るような仕事は、確かにストレスが溜まると思います。

 

自閉症の人にとってわかりやすい仕事とは?

 

〇始まりと終わりがはっきりしている仕事

 →働く時間でもいいし、量が「これを全部やったら終わり」ということが、本人の理解力に合わせて提示されている。

 

〇見本やお手本が見てわかるようになっている仕事

 →自分が作ったりやったりする仕事の指示書や現物がある。娘のすし屋だと、握りのネタに何を載せるのか、絵と文字で書いた見本があるそうです。

 

 →お手本を、本人目線で示してくれる。対面で教えるのでなく、並んで手元が見えるようにするといい。お手本となる、同じ仕事をしている人がいる。

 

〇言葉の指示でいちいち動くのでなく、ワークシステムを使ったり、スケジュールを、本人が分かるように提示して、自分で動けるようになっている仕事。

 →声がけでしか動けないと、支援者が必ず1人ついていないと仕事ができないことになってしまう。人と接することがストレスな人の場合は辛くなる。

 

〇自分のペースで出来る仕事。他人を待ったり、足並みをそろえて一緒に仕事をするのは苦手です。

 →仕事を与えられた時、自閉症の人は、この量なら、このペースでやれば終わると検討をつけて自分のペースで仕事をします。なので、それを邪魔されたり、自分が仕事をやってしまいたいのに、待たされるのがストレスになります。

 

実は、自閉症の人にとって、わかりやすい職場は、外国の方にもわかりやすい職場になるのだそうです。視覚支援や構造化を上手く使うことが大事ですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

先日、メロンソーダのペットボトルを見つけて買ってきて、冷蔵庫で冷やしてありました。ガイヘルさんとのお出かけのあと、バニラアイスを買ってきました。でも、飲まない、食べないのです。

 

おばあちゃんから、さくらんぼが届いて、何をしたいか分りました。クリームソーダです。さくらんぼは、沈むので、写真を撮る時、母がもっています。

 

 

 

追伸

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