自閉症の人にとって「下見」と「予行演習」が大事な訳 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も最高気温30度、真夏日でしたね。リビングエアコンの調子がいまいちで、設定温度ほど、室温が下がりません。購入してから9年たっています。この夏の盛りに壊れないか心配です。

 

リビングの扇風機が昨年秋に壊れてしまったので、今年、サーキュレーター機能のついた扇風機に買い替えました。風量10まであります。髪の毛乾かすのにも大活躍しています。

 

 

自閉症の人は、「見通し」が立たないと不安になったり、活動に参加することを拒んだりします。

 

なので、「下見」と「予行演習」が、大事になります。息子も、見通しが立たないと不安になったので、小学校の頃は、遠足や修学旅行の「下見」に行きました。

 

遠足で行く、場所には、その数週間前に、家族で行って、下見をします。小さい頃は、トイレのエアータオルの音がダメだったので、エアータオルのあるトイレは、入れなかったのです。

 

なので、遠足先のトイレの確認、息子が気になるものがあれば、そのチェック、食事をする場所や、遊ぶ場所を実際に見てもらいました。

 

「下見」をすると、息子的には、トイレの心配もなく、何をどうするのか、先に「予行演習」しているので、頭の中に入っています。

 

そうすると、当日は、一度きた場所なので、クラスメイトや先生とのやりとり、集団行動にだけ、神経を集中することができます。なので、息子もゆとりがあり、遠足をクラスメイトと楽しむことができます。

 

また、支援級の先生には、遠足に行く前に、事前に「遠足のお願い」というA4サイズのお「願いペーパー」を渡していました。

 

それを見れば、息子の使えるトイレが書いてあり、落ち着くクールダウンできる場所や、引っ掛かるであろう場所を書いておきます。一度下見にきているからこそ、書ける情報が色々あります。

 

見える紙の状態で渡せば、交流級の先生や引率する支援級の先生・ヘルパーさんにも渡せます。支援級の先生から、とても好評でした。

 

また、遠足でマグカップの絵付けをすると聞いていたので、家で、100均で買った白いマグカップに油性ペンで、何を描くのか、予行演習してもらいました。特急と新幹線を描くといって、図鑑で調べて描き込んでいきました。

 

当日は、一度家で、マグカップに描いたので、何を描くが決まっています。なので、さくさく取り組めて、時間以内に仕上げることができました。他にも、運動会や普段の家庭科や図工などでも、応用できます。

 

特に小さい頃は、学校のことで、親が出来る支援として、「下見」と「予行練習」があると思います。経験を積むと、実際に下見に行かなくても、先生からの話や、ホームページの画像やYouTubeなどで、良くなります。

 

成長してきたら、親が示さなくて、自分でGoogleで調べたり、人に話をきくようになりました。成長ですね。

 

成長の一過程として「下見」、「予行演習」という支援が必要な時期があるのだと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社のコンビニ(新しい工場になって出来たそうです)で、買い物をしたら、保冷バックがもらえたそうで、「お母さんにお土産」といって、会社から帰ってきたらプレゼンとしてくれました。

 

けっこう大きめで、食材買い出しに活躍しそうです。うれしかったです。

 

 

追伸

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