小説の中に、発達障害の個別支援をみつけました | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、午前中雨でしたが、午後からいいお天気になりました。秋の空のような雲と高さでした。

 

 

直木賞受賞の西條奈加さんの時代劇小説「銀杏てならい」を読んでいたら、発達障害についての個別支援法の大切さが書かれていました。びっくりです。

 

寺子屋に通う子どもたちの中に、文字は、すらすら読めるのに、漢字を書くことが出来ない子、一つのことに集中するとまったく周りのことが入ってこない子、字は読めないが論語や蘭語までそらんじる子。

 

様々な特性の子に、主人公が、その子の家庭事情、特性、性格にあった教材をあたえ、勉学を身に付けさせていくというストーリーです。

 

子どもを正しく評価して、その子の興味のあること、好きなことを軸に、学ぶべきことを、スモールステップで提示していきます。出来たことを褒め、達成感を子どもに与えながら、卒業までに、武家、商人、職人として、役に立つ知識を学んでいくのです。

 

主人公の教え方は、まさに、個別指導です。

 

また、その主人公の寺子屋やその他沢山ある寺子屋から、ドロップアウトしてしまったスペシャルニーズな子どもたちを、勉学を教えるという枠を超えて、将来的に仕事や生きがいにつながるように、個性そのままに受け入れる別な寺子屋も出てきます。

 

フィクションなのかもしれませんが、この作者は、発達障害や個別指導の大切さを知っていて、この小説を書いたのではないかと思います。素敵な本に出合えてよかったです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

余暇支援サークルに参加した息子。16:00に迎えに行ったのですが、なかなか出てきません。建物の前で、待っていたら、「もう少しかかりそうなので、遅くなります」と、電話をかけてきてくれました。

 

待ち合わせ時間に遅刻しそうになり、ちゃんと連絡できたのは、偉かったです。

 

 

追伸

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