障害受容~私を救ってくれた人~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、冬に戻ったような肌寒い日でしたね。近所の公園の八重桜が綺麗でした。ソメイヨシノとは違った、ポンポンに花が咲くのでかわいいです。

 

 

昨日、隣の市の親の会の集まりに参加してきました。その会の主催の方が、息子が診断を受けたばかりのころ、今から、16年前。私の障害受容をすすめて、私を救ってくれた方なのです。

 

3歳半検診をきっかけに、診断を受けたけど、医師の診察は、数カ月先、何をすればいいか分からない時に、とにかく、自閉症を知りたいと思い、勉強会に出まくっていた時期がありました。

 

東京の親の会の勉強会に出た時、隣に座った方が、隣の市の親の会の会員の方で、「○○さんて、とても面倒見のいい方がいるから、連絡してみて・・・」と、いきなり、電話番号を書いたメモをくださったのです。

 

半信半疑で、電話をしたら、まったく見知らずの私の「診断を受けたけど、どうしたらいいか、わからない」、「息子の将来は、どうなるか・・・」、とにかく、不安におもっていたことを、じっと聞いてくださって、「とにかく、一度家へきなさい、話聞くから・・」と、言ってくださいました。

 

その頃、息子さんは、もう成人されていて、まだ、自閉症の認知も世間であまりされていないころ、発達障害という言葉も浸透していませんでした。

 

そんな中、支援級を地域の小学校に作ってもらったり、療育先がないなら、自分たちで作ろうと親のサポートクラブを作ったりと、色々されていた方でした。私の不安を聞いて、その一つ一つに、丁寧に答えてくださいました。

 

この方との出会がなければ、今の自分や、今の息子は居ません。

 

昨日の集まりの帰りに、そのことをあらためて、話をして、お礼をいったのですが、「話ならいくらでも聞くわよ、今は、家汚いから、もう家においでっていえないけど・・」と、明るく言ってくださいました。

 

この方との出会いが、いろいろなところへ、つながっていきました。自閉症の診断があっても、なんとかなる、色々な未来ががあると、わかって、前を向いて子育てが出来るようになりました。本当に、感謝しかありません。

 

私も、その方のように、なりたいと思っています。

 

困っている人、不安に思っている人、スぺシャルニーズな子育てをしている人に、「大丈夫、一人じゃないよ。自閉症の子だって成長するよ。自分の生活を楽しんで、いいよ」と、伝えていきたいです。それが、今の私の活動の原動力です。

 

春は、新しい出会いがあります。新しい生活が始まります。ドキドキもするけど、緊張もするけど、がんばって進んでいきたいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

先日、カルディで買った「ハッシュドポテト」の元を、母が調理の時に失敗して、うまく焼けなかったことを覚えていた息子。

 

会社帰りに、駅から電話があって、「僕、帰りに、カルディでハッシュポテト買って帰ります。どこにありますか?」と、言ってきました。

 

なので、お言葉に甘えて、駅ビルに入っているカルディで買ってきてもらいました。

 

失敗のリベンジをさせてもらう機会を、息子にもらいました。明日の朝は、ハッシュドポテトにしようと思います。

 

 

追伸

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