目に見えない不安を形にして、うまく付き合う方法 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も23度と暖かかったですね。主人の花粉症は、スギからヒノキに移ったようで、黄砂とあいまって、目が辛そうです。早く、花粉症の時期が終わるといいと思います。

 

コロナが流行ってから、手を洗う事、お風呂で体を洗う時間がどんどん長くなり、2次障害で、強迫性障害を発症してしまった子のお母さんから、相談がありました。

 

不安を和らげるお薬を処方してもらっているそうですが、状況の改善か見られず、家族にもあたるようになり困っているとのことでした。

 

就労や障害者年金のことなど、お母さんの将来の不安へのこの先の福祉サポートについて説明。

 

養護学校、療育先と家庭での対応の統一化、生活リズムを見直し、環境を整えること、医師へ投薬の量や種類の相談をすることなどのアドバイスをしました。

 

それとは、別に、目に見えない不安に対しての対処法というか、うまく付き合う方法として、名前を付けて、具象化することを提案してみました。

 

「手を洗いたくなる病」(病気とか言っていいのかわかりませんが・・・・)とか、「きれいにしていないと不安になる小人の『潔癖君』がいる」とか、何か、自分を不安にさせるものに名前を付けることで、口に出して不安を発散できるようになることがあります。

 

そのせいで、自分がうまくできないと思えるので、気が楽になります。例、自分は悪くなくて、「手を洗いたくなる病」のせいで、手洗いが長くなってしまうんだ(本人)、「手を洗いたくなる病の」のせいだから、仕方ないわね。諦めるわ・・・(母)

 

我が家の娘の場合は、色々なことを忘れてしまい、焦ってしまう気持ちを、頭の中に現れる「ひよこちゃん」と、呼んでいます。頭をぶつけるとヒヨコが目を回す、イラストってありますよね。あれを、ヒントに、しています。

 

娘は、何かを、忘れてしまった時、「頭の中に、ひよこちゃんいる、増えた」と言って、自分の物忘れと向き合っています。親も、「ひよこちゃん、でちゃったんだ、何匹くらい?」と、娘の不安の度合いをしり、寄り添うことが出来る様になりました。

 

あと、コロナウィイルスの不安に関しては、我が家では、「この除菌石鹸で洗えば、コロナウィルスは死んでしまうから絶対大丈夫」とか、「このアルコール除菌シートは、超強力だから、これで手を拭けばコロナにかからないよ」などと、根拠はないのですが、親が言い切ることで、子どもたちは、その言葉を信じて不安に思っていないようです。

 

どれも、おまじないのようなものかもしれません。全部の子に、うまくいく方法かどうかは、わかりませんが、いろいろ試してみるといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

会社から帰ってきて、「ジュース新しくなった」と、うれしそうにイチゴミルクジュースを見せてくれた息子。

 

毎日、自分にご褒美に、お風呂上りに飲むイチゴミルクジュースを買ってくるのですが、先日写真を撮ってきました。見本のイチゴミルクのパッケージは、新しくなったのに、出てきたのが旧バージョンだったという報告でした。

 

 

その時に、「これから新しいパッケージに替わっていくんだね。楽しみだね」と、母が言っていたことを覚えていて、替わったことを教えてくれました。

 

 

追伸

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