独り言の対応策~独り言が物語になってきた息子~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暖かったですね。玄関横の息子の植えたチューリップが、どんどん咲き始めました。春ですね。

 

 

息子の独り言は、昔からありましたが、最近、その独り言が、物語になってきました。

 

内容は、ゲームの「ストリートファイター2」の主人公になりきるのです。お気に入りは、エドモンド本田、相撲キャラです。

 

内容は、危ない目にあったり、戦ったりと、ゲームの内容の時もありますが、マリオブラザーズのピーチ姫やデイジーが出てきたり、時に、エドモンド本田のお弟子さんが出てきたりと、なかなか面白いストーリーです。

 

「想像力に欠ける」というのが、自閉症の特性の一つにありますが、息子の場合は、物語は作れるようです。

 

独り言は、小さい頃は、止めさせようと色々しましたが、結局、まったく無くすことは、出来ませんでした。

 

今は、以下の対応で、息子の独り言を乗り切っています。

 

○家の中での独り言は、OK。但し、テレビが聞こえないとか、大きすぎて、同じ部屋にいる家族が迷惑と感じたら、注意していい。それに、息子も従う。

 

○電話中は、止める。電話をかける前に、息子に「今から電話します。話さないでください」と、断っておく。電話が終わったら、息子に「電話終わりました」と報告する。

 

○独り言が大きい場合の注意の仕方は、「ダメ」とか「止めてください」ではなく、「小さい声で・・」と、注意する方も、小さい声でいう。

 

○家以外の外出先、特に公共の場はでは、独り言を言わない約束にしています。「他の人の迷惑になるし、変な人だと思われるので・・・」と説明してあります。但し、周りに人がいないところ、電車を見ている線路わきの道を歩いている時などは、OKにしています。

 

○不安な時、ドキドキした時、怖い目に合った時は、外出先でも、落ち着くためにOKにしています。

 

○人を傷つける言葉、怖がらせる言葉は、同じ空間に人がいる時言わないように説明してあります。例、「殺してやる」、「ぶっ殺す」、「呪ってやる」等

 

以上です。

 

息子の独り言は、「楽しい時」と「不安や怖い思いをした時」の両方ででます。楽しい時は、比較的、コントロールしやすいのですが、「不安な時」は、難しいです。気持ちを静めるためなので、こちらは、あまり制止しません。

 

将来的に、グループホームの入所の際には、「独り言が大きい」は、マイナス要因になるのかもしれませんが、本人の気持ちの安定のために、今のところ、家の中では認めています。

 

【今日のいいとこ探し】

 

バイトから帰って来た娘と、仕事帰りの息子が、同じ時間帯に帰宅しました。

 

仕事から帰ると、すぐに風呂に入る息子ですが、「バイトだったなら、先に風呂に入っていいよ」と、妹に譲っていました。優しい兄です。

 

 

追伸

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