インクルーシブな高校の一例 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘の高校の卒業式でした。雨が降るかもといっていましたが、降られずにすみました。コロナ禍ですが、両親とも参加できて、思いで深い式になりました。

 

 

娘の通う高校は、単位制のインクルーシブな高校です。発達障害の子の他に、車いすの子や脳性マヒのお子さんも通われています。

 

障害だから、当然に学校から特別な配慮があるという訳でなく、本人や親から依頼があれば、出来る範囲で配慮してもらえるというスタンスです。

 

生徒も障害だから割れ物を触るようにという訳でなく、対等に同級生と思うので、手を指しのべて、優しく接してくれる子もいれば、ディスったり、からかう子もいるのも事実です。

 

なので、支援が思っていたより少ないとか、嫌な言動をされたとか、何か違うと、辞めていった子も何人かし知っています。

 

しかし、障害からくる言動を、その子の個性としてとらえて、はぶかないで、そのまま受け入れてくれる、おおらかさも持っています。

 

今日の卒業式の一場面でも、それを感じました。卒業証書を受け取った後、ちょっと歩くのがゆっくりになって不安そうな袴を着た女の子を、その前を行く男の子が、さりげなく立ち止まり、手を差し伸べたのです。

 

最初は、「カップルなのかな、微笑ましいな・・」と思ったら、違う場面で、やはり前に出てから、席に戻る際に、今度は、一緒の委員だった女の子がその子の手をひいて、席まで連れて行っていました。

 

おそらく何らかの障害があって、卒業式のような大人数の場で、気後れしてしまうクラスメイトを、クラス全体で、サポートしているということに気が付きました。

 

娘の高校の子達は、クラスメイトが困っていたら、たぶん障害のある無しにかかわらず、手を差し伸べることが出来る子達です。障害のある子も周りが困っていたら、普通に手をかそうとすると思います。

 

そんな中で、3年間過ごせた娘は、幸せです。

 

卒業おめでとう。

 

【今日のいいとこ探し】

 

娘の卒業式が午後からだったので、午前中から息子にお留守番をお願いしました。

 

お昼は、お弁当を用意しておきました。夕方帰ってきたら、言った通り、お弁当箱は洗ってありました。言っては、いなかったのですが、シャッターも閉めてくれていました。

 

本人は、1日自由に過ごせたので、ご機嫌でした。お願いさえ、きちっとしておけば、本当に頼りになります。

 

 

追伸

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