自閉症の子の台風対策について2 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日、外出先の田んぼで、鷹の凧をみつけました。5羽も釣り竿のようなしなる棒の先に飛んでいて、風でくるくる回って、スズメ撃退に効果がありそうでした。「鳥追いカイト鷹」というらしいです。

 

 

大型の台風10号が、九州や沖縄地方にやってきます。子ども達は、落ち着かない状況だと思います。こんな時の子ども達への対応の仕方を2年ほど前にブログにのせたのですが、再度挙げておきます。

 

【情報のコントロールと表情のコントロール】

 

それぞれのお子さんに合わせていろいろな方法で対応する必要があると思うのですが原則として思うところをお伝えします。

 

①情報のコントロールをしてあげる

②周囲の人が表情のコントロールをする

この二つは重要ではないかと思います。

 

視覚優位なので、テレビが大好きな自閉の子どもたち。テレビでは、台風情報が、繰り返し流されていると思います。(好きな番組の上やら横にテロップで台風情報が流れ続けています)

 

「停電したら、川が増水したら、屋根が飛んでしまったら・・・」、危機管理上のアドバイスとして放送されていることが、子どもたちにとっては、不安を掻き立てる材料になっています。テレビを見続けることは、不安情報をインプットしつづけることになります。

 

自閉症の人は、表情をあまり出さないので「平気」みたいにみえても、相当びびっている可能性があります。

 

怖いので余計に情報収集しようとする傾向はあると思います。なので、好きなDVDやゲームなどで不安な情報から離れられるならそれもよいと思います。

 

親も心配なので、ニュースを見ながら、これから来る台風に不安が募り表情が曇ります。周囲の曇った表情が、子どもの不安をより一層増強し、強烈に不安をインプットしてしまいます。

 

親は、心配でも、表情に出さす、「大丈夫。停電したら、懐中電灯つけようねとか、ここに避難できるから大丈夫」と、子どもに、安心感を与えておくことがとても大事です。

 

子どもに必要な情報は、お父さん、お母さんが伝えますというスタンスがいいそうです。

 

テレビを見たがるかもしれませんが、可能であれば他の活動へ誘ったり、ご家族の情報収集はお子さんのいない場面で行うなどの配慮したほうがいいそうです。

 

こういう緊急事態の時は、子どものやる事を、親が提示しておくほうが、落ち着くようです。やることがない、いつもと違うことに不安を抱かせないことが大事だと思います。

 

あと、我が家やったことです。停電や断水を想定した準備もしました。カーテンしめて、「懐中電灯とランタンだと、こんな感じに暗いね」と、停電の予行演習をしました。

 

それから、万が一、停電した時を考えて、そのまま食べられる、パンやお湯そそげばいい、カップラーメンものを用意しておきました。

 

台風は、今後、どうなるかわかりませんが、みなさん、気をつけてお過ごしください。

 

【今日のいいとこ探し】

 

おじいちゃんとおばあちゃんの家に行ったのですが、敬老の日にいけないので、息子は、お給料からお金を出して、お菓子を買ってもっていきました。

 

作品展の案内チラシもできあがったので、それを渡しながら、「僕の個展を見に来てください」と、ちゃんと、お願いできていました。

 

 

追伸

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