学校に行きたくないという理由 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、小規模ですが、全国で疫病退散祈願の花火が打ち上げられたそうです。

 

そもそも隅田川花火大会は、1733年に、前年の大飢饉と疫病の犠牲になった人々の慰霊と悪病退散を祈る水神祭の際に花火を打ち上げたことがルーツといわれているそうです。1日も早いコロナの終息を祈るばかりです。

 

住んでいる市でも、分散登校が始まりました。支援級に通うお子さんが「学校に行きたくない」と、言っているという話を聞きました。お子さんの気持ちを考えてみました。

 

〇「コロナは、人が集まっているところに行くとうつるから怖い」という情報に触れすぎて、人が集まる学校が怖い。

 

〇休校期間中は、居心地のいい家で、対人ストレスがなく過ごしていたので、新学期、新入学で新しいクラスメイト、教室、担任になったことがストレスに感じる。お友だちや先生とうまくやれるか不安。

 

〇接触過敏があり、マスクを長時間するのは嫌。でも、マスクをしていないと怒られる。叱られる機会が増える。

 

〇去年の2月まで、学校でOKだったことが、6月になって学校にいったら、「お友だちをぎゅーしちゃだめ、おしゃべりしながら、給食食べちゃダメ」など、急にダメなことが増えて混乱する。

 

〇先生が、怖い。運動会の時もそうだけど、急に先生が「しちゃいけません」、「離れて」とか「止めなさい」など、禁止用語をつかって、大きな声で怒るので、ストレスになる。

 

〇前の学校と違って、何をしてよくて、何をしちゃいけないのか、具体的にわからないから不安。

 

自閉症の人の特性として、見通しが立たないことは、不安。学校へ行くということは、不安だらけ。だったら、見通し立つ安心な家にいたいと、思っているから、「学校へ行きたくない」と、いう事になると思います。

 

市の教育委員会から、6月中、コロナ関連の不安から、登校しない、させなくても欠席扱いにしないという連絡がきています。インフルエンザの欠席と同じ扱いですね。対応が出来るまで、行かないという選択肢もあります。

 

考えられる対応策をいくつか挙げてみます。

 

〇支援級の先生に、声がけを優しくしてもらう。

 

〇マスクは、本人がしてもいいと思うもの探す(素材、匂い、暑さ等)

 

〇やってはいけないこと、出来ないことを、視覚的にルール化(文章なのか絵なのが子どものわかるもの)する

 

〇「ソーシャルディスタンス」や「離れて」という声がけは、実際に床にテープを貼ったり、手を伸ばして触れない距離など、子どもが理解できるように視覚的に示す

 

自閉症の特性を親が学校に説明して、学校と連携してできることは、色々あると思います。お子さんに合った個別支援をお願いしましょう。

 

無理をせず、お子さんの不安な気持ちに寄り添い、新しい生活様式を受け入れやすいように、家を安全基地にして、親がフォローしていくといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

朝から、雨でしたが、息子は、「ウォーキングに行かないと、体力が落ちちゃうから・・」と、傘をさして歩きに出かけていきました。体力つくりを忘れず、偉いですね。

 

 

お目当てのロマンスカー「EXEα」が見れたそうで、嬉しそうに帰ってきました。

 

 

追伸

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