LADです。今日は、ひな祭り、娘も高校生なので、特別お祝いをする気がなかったのですが、息子に、朝、「今日の夕飯は、チラシ寿司がいい」と言われて、急遽、お祝い膳ぽくしてみました。
先日、3月中に、来年度の担任の先生へ「サポートブック」を渡すといいですと記事を書いていたので、以前、療育施設で「サポートブックを作ってみよう」という勉強会の時に使った記事を載せます。
≪サポートブックとは?≫
親以外の支援者に向けた、子供の特性を書いた資料の事です。内容は、説明できない本人に代わって、特性や好み、コミュニケーションの取り方、様々な場面での対応の仕方を、具体的に見やすくまとめたものです。
形式は、決まったものはなく、ファイル、レポート、手帳、データファイルなど、様々です。
≪サポートブックを作る意義は?≫
『本人』は、過ごしやすく、『支援する人』『預ける親』それぞれが、楽になる為に作ります。支援者に誤解なく早く理解を深めてもらう事で、本人に安心・安定が早く訪れ、活動が広がります。
また、親がその場に居なくても、本人に合った支援を無理なく無駄なく提供してもらえます。(ただしサポートブックを渡したからといって、完璧に支援してもらえるとは限りません。支援者に、親ほど経験、障害の知識が無い事もあります。
また、相手や場所が変われば、子供が家や親の場合と違う反応をする事もあります)そしてサポートブックを書くことで、お子さんの事をあらためて見直すことも出来ます。
≪何をどう書けばいいのか?≫
・文字にすることで、支援者は、必要な時に見直すことができます。言葉でお願いしても残りません。
・決まった書式のパターンはありません。必要に応じて様々な様式があります。一度作ったら終わりでなく、子供の成長に合わせて書きかえる必要があります(記録にもなります)データベースを作って、新しい情報を書き足し、必要に応じて抜き出して利用するといいでしょう。
・支援者の立場や関わる場面を想像して、必要と思われる内容を書きます。先生、ボランティアさん、ヘルパーさんetc.誰に渡すかで、必要とする情報は違います。
例)パニックの時の対応、トイレ・食事の支援方法、薬の情報etc.
・子供がどういう場面で困るかを想像して、具体的な、わかりやすい指示を書きます。
例)感覚過敏について。好きな物、嫌いな物、興味のある物。泊まりなら、就寝やお風呂の事etc.
・いつ、どのくらいの時間、関わる人へ渡すかで、書く量を調節します。
1日のボランティアさんなら、すぐ読める量でコンパクトに。学校の先生なら、落ち着く方法、本人の意思表示の仕方、偏食など給食等について書き、困った時に、見れるように情報を載せておく。
≪親以外の人と関わりが大切≫
将来の事を考えてみましょう。誰でもいずれは、子供に自立して欲しいはずです。(ここで言う自立は、全部自分で出来る様になる事とは違います。出来る事は自分で、出来ない事は、支援を受けながら生活するという意味です) 自立を手助けするのが、サポートブックです。
自立に向けて、親以外の支援を受ける事に今から慣れておきましょう。子供は、親だと甘えます。また、親が過保護になり、先回りし過ぎる場合もあります。
子供は、親以外の人と関わる事で「自分から人にお願いする」また「我慢する事」などを覚えます。親では与えられないさまざまな刺激をもらい、可能性が広がる事が考えられます。
≪ワンポイントアドバイス≫
サポートブックを渡したからといって、やってもらって当然ではありません。ボランティアさんには、お別れ時に「お礼の言葉」を、先生には、お会いした時に「感謝の言葉」を、忘れないでください。
以上が、サポートブックについてのアドバイスです。長文に、お付き合いいただきありがとうございました。
【今日のいいとこ探し】
息子が、ご飯を食べる前に、「今日は、桃の節句だから、〇〇(妹)のお祝いだね、おめでとう」と言ってから、チラシ寿司食べていました。
礼儀正しく、季節の行事を楽しめる息子でした。
追伸
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