「こだわり・常同行動」と折り合いをつけて生きる映画 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。お正月に実家からもらったミカンで、ジュースを作りました。息子が年末に、もいだミカンです。息子は、ジュースにしないとミカンを食べません。

 

 

今日は、「マザーレスブルックリン」という、トゥレット症候群で、驚異的な記憶力をもつ主人公の映画を見てきました。映画としては、古き良き時代の探偵推理もので、ジャズ音楽が素晴らしいという評価ですが、私は、違う観点で観てきました。

 

※ネタバレありですので、注意してください。

 

カトリック系の孤児院で、小さい頃、主人公は、トゥレット症候群の症状を直そうとする修道女に棒で殴られていました。それを救ったのが、後に一緒に探偵になる、ボスでした。

 

主人公は、他の孤児たちと一緒に、ボスの元に引き取られて、不規則発言や勝手に人に触ってしまうなどのチック症状があっても、自分の得意なこと(記憶力がい異常に良い)を認められて、探偵の仕事をしています。

 

主人公は、トゥレット症候群だけでなく、語られていませんが、記憶力が異常に良いサヴァン症候群の特性も持っているのかもしれません。

 

ボスは、主人公に、日常生活になるべく支障がでないように、ガムや大麻(海外では合法?)で緊張をほぐすリラックス方法を一緒に考えたり、音声チックの症状、「if」と叫んでしまうのを、くしゃみをする風にカモフラージュすることを教えたりしてくれたようです。

 

無くせない「こだわりや常同行動」を、うまく変換して生きやすく、暴言や奇声を出してしまう自分のことを、時に自虐的に、時に冷静に説明できるように、根気よく導いてくれたのだと思います。

 

「そのままでいい、出来ることに自信を持て・・」と、主人公を受け入れ、仕事のパートナーとして尊重してくれていたのです。

 

素晴らしい師弟関係です。認めてもらい、居場所がある人は、強くなれます。主人公は、ボスが殺されてしまったあとも、その犯人を捜し、将来のパートナーとなる女性とも出会って成長していきます。

 

障害があっても、成長し幸せを掴むことが出来る、勇気をもらえた映画でした。だた、2時間半近くの長編だったので、お尻が痛くなりました(笑)

 

【今日のいいとこ探し】

 

お昼は、マックにすると言っていた息子。てっきり、期間限定の「アツ!チーダブ」を食べると思っていたのですが、普通のてりやきバーガーにしたそうです。

 

何でかと聞いたら、「朝ごはんんのメンチカツサンドに、スライスチーズを挟んで食べたから違うのにしました」と、言ってました。栄養バランスに厳しい息子です。

 

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村