LADです。小学校の近くの公園で、ドングリが沢山実を付けていました。まだ青いですが、色付いて落ちてきたのを、子どもが小さい頃は、よく拾いに行きました。
養護学校の高等部の男の子をお持ちのお母さんから、相談を受けました。自力通学できるる子なのですが、お金のことで、トラブルになっているそうです。
電車は、定期なので、問題はないのですが、大好きなカードやお菓子などの支払いの時に、とても細かい小銭で支払おうとするので、お店でトラブルになってしまっているそうです。
1円でも50枚集まれば、50円なのですが、レジに人が並んでいる時にやってしまえば、お店としては営業妨害されていることになるわけです。実際、お店から、迷惑なので、「出入り禁止」にされそうになっているそうです。
あと、小銭問題の他に、計算を間違えて、手持ちのお金で買えなくて、騒ぐというトラブルもあったそうです。消費税も上がったので、これからもっとトラブルになりそうで困っているとのことでした。
お母さんは、何回言ってもダメ、叱ってもいうことを聞かなくて困っている。重度のお兄ちゃんがいるので、軽度の弟君に、いちいちお店について行って指導はできないといっています。
この場合は、困っているのは、親とお店の人で、息子さんは、それほど困り感がないので、対応は、周りの環境を整えるという方法になります。
≪アドバイスの内容≫
○小銭を財布に残さず、使ってしまいたいという、こだわり。
→うちの息子や娘にもやっているのですが、親が両替をする。1円玉10枚を10円に、100円玉10枚で1000円に両替します。両替した時は、きちっと同じ金額になっているか、確認させます。お金の計算の練習になります。
→お店で、小銭を沢山出さなければ、問題ありません。
○小銭は、法律で、同じ硬貨は20枚までしか出せないことを説明する。
→自閉症の子は、法律やルールは、守りたい子達なので、効果があると思います。
「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律、第7条」を見せる。
○行くお店、トラブルになるお店が決まっているので、親が、子どもの写真と、親の連絡先をもって、障害や特性について説明をしに行く。
→「養護学校に通っていて、今、社会勉強の為に、買い物の練習をしています。小銭は、20枚以上出さないように約束させました。迷惑なことをしたら、親に連絡してください。よろしくお願いします」と、先に、伝えておく。
○携帯やスマホで、困った時は、親と連絡をとれるようにする
→自分で解決できないトラブルになってしまったら、「お母さんと代わります」といって、電話をかわってもらえれば、トラブル解決がスムーズにいきます。相談の親御さんは、無くすといけないので持たせられないと言われていましたが、GPS機能や、LINE機能(写真や映像が送れる)メリットもあるので、要検討だと思います。
○息子さんにわかる言葉や例をあげて、レジでのルールを伝えていきましょう。自閉症の子は、教えないと当たり前のことでも、理解できません。「自分で勝手に学ぶ」ということは、障害特性上できないので、しっかり教えましょう。
→出来るようになるまで、親がお店についていって、お子さんに支払いをさせ、それを少し離れたところから見守る。トラブルになったら、すぐ間に入って、問題点が何かを説明し、次に正しい行動は何か説明し、実践する。「困ったら、こうすればいい」という回路が出来れば、買い物のトラブルも減ると思います。
以上、私だったら、こう対応するということを、伝えました。将来の自律を考えると、「1人で買い物ができる」スキルは、大事なものです。
相談のお子さんも、これから練習を重ねて、お出かけを、気兼ねなく楽しめるようになるといいですね。
【今日のいいとこ探し】
朝、通勤の為、外へ出たら、思ったより寒かったようです。慌てて戻ってきて、ウィンドブレーカーを着ていきました。
天気予報を見て、服を決めることが多いのですが、最高気温は、昼間ですし、最低気温とも、微妙に違います。
実際に自分の体感で服を追加できて偉かったです。自律へまた近づけたような気がします。
追伸
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