支援級の親が、学校の役員を断る方法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。台風10号、やっと通り過ぎしましたね。風が強かったらしく、近所のお家の竹が道路に倒れていました。我が家は、被害はありませんでした。よかったです。

 

リビング掃除をしていたら、小学校の頃に作った、支援級の保護者向けに書いた資料がでてきました。

 

6年生の頃、支援級の取りまとめをしていた時に、下級生の親御さんから、「クラス委員や校外委員をやるよう言われて、出来ないのに無理やりやってくださいといわれて困っている」という相談を、相次いで受けた時に作りました。

 

支援級在籍だから、やらなくて当然というわけではないのですが、スぺシャルニーズな子育てをしているのですから、出来るなら自分判断で受ける。できないなら、以下のように断るといいというアドバイスです。

 

以下、その当時に書いた書類の内容です。

 

自分の子どものことを、1番に考えられる環境が私達には必要です。でも、誰かが委員をやらないとPTA活動は回りません。自分で出来ると思うならぜひ参加してください。出来ない時は、真摯に受けられないことを説明し、他にやってくださる方がいればその方に、感謝と協力を示しましょう。 断りの文例集をあげておきます。

 

【断る時のポイント】

 

最初からダメと言わず、まずは委員の仕事内容を、きちっと聞いてください。聞きながら、そこは、我が家では出来ない点を確認してください。留守番出来ない、休日手伝えない等。

 

出来ない点を、きっちりとあげて、支援級の決まりででは無く、自分の家・子どもの事情を具体的に説明します。ただ「ダメ、出来ない」だと、やりたくなくて逃げていると思われてしまい、やるよう迫られたりしますので、注意が必要です。

 

1人で、うまく断る説明ができない場合は、他の支援級のお母さんや、支援級の先生にヘルプを出しましょう。

 

≪理由説明文例≫

 

・障害のことを説明、障害名より、1人で留守番出来ない。大人の目が無いと危ない事をする。家の外へ出て行ってしまうなど、具体的に母が付いていなければいけない事を説明します。母がいないことで、子供や兄弟児に危険が及ぶことを、アピールします。

 

・休みの日に、お父さんの協力が得られない事を説明。休日出勤がある、近所に預けられる人がいない。預けるとしたら、チャイルドケアなどで、お金がかかる事をあげてもいいでしょう。

 

・登下校に付き添うので、校外委員なら、旗振りやパトロールの他、緊急の登下校時に自分が動けないことを説明しましょう。

 

・「委員を受けても、子どもに手がかかって、きちっと仕事をできないと思うので、いっしょにやる方に、迷惑がかかってしまいます」という、断り方をする。

 

・兄弟児がいる場合、特に下なら、「今の状況では、お受けすることは出来ないが、下の子の時に、お兄ちゃんが落ち着いていれば受けられるかもしれません。また、その時、声をかけてください」と、受けるのを先延ばしにする。

 

・自分の体調を説明。薬を飲んでいる、どれくらいの頻度で通院している、過去の病気をあげて、その心配があるなど、「自分がこれ以上具合が悪くなると、誰が子どものことを見るのか、そうなったら心配で・・」と、説明する。

 

※   何も問題がなければ、支援級には在籍していません。人より手のかかる子育てをしていることを、きちっとアピールしましょう。でも、やらなくて当たり前ではありません。協力できるところは協力して、やってくださっている方に感謝して、謙虚に行きましょう。

 

以上です。

 

【今日のいいとこ探し】

 

小学校に入りたての頃に、息子が突然、このペプシのペットボトルの蓋を持ってきて、「大韓航空機」と同じと言ってきました。「赤・白・青」のカラーが、総イメージさせたようです。昨日のおもちゃの入っていた引き出しに一緒に入っていました。

 

 

このころから、「同じ」という概念が育ってきたような気がします。また、親も息子の他の子とちょっと違う美術的感性を理解できるようになりました。記念すべき品が、出てきて、ちょっと感動しました。

 

追伸

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