クールダウンしてもらうために、あえて離れる支援 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、猛暑日でしたね。先日まで、アブラゼミだけだった鳴き声に、ミンミンゼミの鳴き声が加わりました。夏本番ですね。

 

娘が、今日、2回、癇癪を起しました。夏休み家にいる時間が長いのでこういう日が、よくあります。

 

1つは、自分の思うとおりにならなかったことと、その対処にどうしていいかわからなくなって、パニックからのアドバイスした母への八つ当たりです。

 

もう1つは、リビングの片付けの範囲についての自分の勘違いを、母が自分がわかるように指示しなかったという言いがかりです。

 

どちらも、母が悪い訳ではありません。でも、自分が納得できないと、娘は、「他人のせい」にします。「他人のせい」にしてしまえば、「自分は悪くない・傷つかない」からです。

 

これは、小学校の高学年、中学校の間、さんざん娘がやってきた行動パターンです。でも、高校生になってから、この癇癪がかわってきました。

 

以前なら、そのまま、「誰か(他人)のせい」にして、泣いて怒って終わってしまった娘ですが、クールダウンがうまくできるようになりました。

 

以前なら、「その考えは違う」と、怒り、叱り、ケンカになっていたのですが、最近は、以下のような対応をするようになって、ケンカは、減りました。

 

娘の癇癪の原因について、「どうしたら、いいのか、母ならどうするか、正しい元のルールは、なんなのか」を、怒らず淡々と伝えて、娘の前からいなくなることにしています。別な部屋にいくとか、買い物に出てしまいます。

 

娘が1人になって、冷静になって、クールダウンしてもらうために、あえて「離れる支援」をします。

 

親から注意されることは、高校になったら反抗期もあり、素直に聞けません。また、言い争っている時は、頭に血が上って冷静になれません。

 

しばらくして、顔を合わせた時は、娘の気持ちの切り替えが終わっていることが多いです。娘が謝ってくればそれを受入れるし、それ以上いってこないないなら、それはそれで、理解したということです。

 

そういう時は、それ以上、蒸し返したり、くどくど言わず、普通に接します。「離れる支援」で、ソーシャルスキル的に、学んでくれることが多くなりました。娘も、高校生なので、それくらいが、親とのいい距離感だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

先週、会社の帰りに、本屋さんで待ち合わせた時に、息子が自分で、買ってきた本です。以前、「自分のお給料から、本を買うなら、お母さんに断らなくていい」ということが実践できました。

 

 

駅ビルの中の本屋さんだったので、「今度は、会社の帰りに寄って、本を買って帰ってもいい」と説明しました。

 

家に帰って、この本の中に「京急線が載ってない、何んでだ~!!」と、怒った息子。しばらくして、「そうか、これ①だから、次に②が出て、そっちに京急線載るんだ」と、自分で納得してくれました。これも、成長です。

 

追伸

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