合理的配慮をする大学のオープンキャンパス | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も雨でしたね。気圧が下がると、体調が悪くなる家族なので、早く梅雨明けして欲しいです。

 

娘は、将来的に、こんな仕事に就きたいとか、こういう事を学べるこういう学部・大学にいきたいという明確な希望がありません。得意な科目も、不得意な科目もないので、得意な分野を目指すという選択しも取れません。

 

大学に行きたいか、行きたくないかと言われれば、「大学は行きたい」というくらいの意見しかありません。なので一番身近な、高校の付属大学のオープンキャンパスに行ってきました。

 

過保護かと思いつつ娘の希望もあったので、一緒に行って説明を聞きました。行ってみると、子どもだけでの参加が多いのかと思っていましたが、親子連れ多かったです。

 

最初の学校説明会で「皆と同じでなくていい、異質力を大事にしたい」と、副学部長さんが言われていたのが、印象的でした。

 

学校のホームページの中に、「障がい学生支援」の項目があります。視覚障害、聴覚障害、肢体不自由障害をメインに、講話の要約筆記や手話通訳、点字おこしなどの対応が挙げられています。

 

合理的配慮に基づき、本人からの要望があれば、発達障害の支援項目としての、撮影機器の持ち込みや配布物の拡大化、試験時間の延長なども、認められているそうです。

 

ただ、移動やトイレや食事の介護なと、学ぶ以外の部分の福祉的配慮は、個人の責任になっています(ヘルパーや介助員さんを伴うことは要相談で可能なようです)。大学という学問を究める学舎という観点からすれば当然だと思います。

 

娘が今、高校で受けている支援。不安症に対する服薬や偏食にたいする配慮、親との連携は、大学でも受けられることが、個別面談で確認できました。

 

娘が模擬授業に参加してみて、興味のある勉強ができる学部も見つかりました。現在、この大学の付属高校に所属していることもあり、進路の第一希望にしていくことを娘と確認しました。

 

内部推薦の道もあり、2年生の早い時期に、進路の目標ができてよかったです。

 

追記:本当は、他の大学も見に行って視野を広げて欲しいのですが、今の時点では無理そうです。秋になったら、少しでも興味のありそうな大学の学祭に誘ってみようと思います。

 

【クスっと、コーナー】

 

息子の指のイボに、民間療法ですが、ナスを塗っています。青臭いのが嫌なのか、息子は、ナスを塗ろうとすると、逃げだします。

 

「ナスが無ければいい」と思ったのか、切ったナスをいれているビニール袋(写真)を冷蔵庫のトマトやキウィフルーツの後ろに隠したりします。

 

さらに、嫌だという意志表示でしょうか。追加で、テレサという、ゲームキャラがナスを嫌がるイラストが、冷蔵庫の野菜室の前に貼り付けてありました。本当に嫌なんですね (* ´艸`)